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HOI4 AAR スペイン内戦 ファランヘ党の台頭ルート


 皆さんこんにちは、ヘルニアです。


 今回は新DLCのスペイン(国粋) ファランヘ党の台頭(一番左)のルートについて、書いていきたいと思います。


 
 

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スペイン内戦前の状況確認


 それではまず、新しくなったスペインの状態について、軽く触れていきましょう。


 重要、というよりスペインにとって切り離せなくなるのが「スペイン内戦」についてです。


 スペインはこの内戦に向かって、まずは準備しなくてはいけないんですが、国民精神がそれを阻んできます。


 重要なのは「軍部の不忠」と「政治的暴力」という精神。


 これらは「軍部指導者のコスト+100%」/「安定度-15%」という効果もあるんですが『陸軍の生産・解散・師団編成の変更ができず』/『政治顧問・経済法などの国家特性を変更すらできません


 要は、今いるそのままの師団を用いて、(例えば)師団攻撃+10%とかの恩恵も受け取らずに内戦に行ってくださいよ。という、かなりロックされた環境で遊ぶことになります。


 
 その他「カルロス主義」(師団攻防-10%/日間ごとの中道+0.05/安定度週ごとに-0.3)と安定度は0に向かって全速前進。



全国ストライキ」(安定度・建設速度・工場生産量・造船所生産量-10%)で、内政もガタガタです。

 

 そんななか、NFではまず大枠で「国粋(ファシ)」か「共和(共産)」(正確には今Verからさらに細分化されたが、基本はこの2つのどちらに行かないといけません



 今回は左ルート。「大スペイン」のファランヘ党の台頭ルートを進んでいきます。

 

 

スペイン内戦に向けての準備


 スペイン内戦では「国粋」と「共和」によってNFの「日数(国粋35日/共和70日)」も違うため、準備の方向性が全く違います


 前提として、国粋は「内戦を早く起こしたい」のに対し、共和は「内戦を延期したい」という準備(=ディシジョン)をとっていく必要があります。



 では、それはなぜなのか。


 まず注目していただきたいのが「スペインの選挙後(36年2月15日)」に出てくるディシジョン。


 そのディシジョンの中の国粋派共和派の師団数です。


 初期段階だと、国粋24VS共和66とファシ側が大幅に負けているわけですが「35日」という短期NF。


 そして2つ目のNFで「政治力200」をもらえるので、ディシジョンもガンガン回して戦力を増やしていけます


 そして国粋の理想としては「国粋と共和の師団が同程度になった段階で、早期開戦! ちんたらしていると共和派の準備が整ってしまうため、できるだけ早く!」となります。



 逆に共和派は「共和派の戦力強化国粋派の勢力低下を目指す(NF)のため「できるだけ、開戦時期は遅く」」という作りになっているわけですね。



 今回は国粋側なんで、くどいようですが、より早く、より多くの兵力をかき集めなければいけません



 そのためにはNFを活かすことももちろんですが、共和派より潤沢にある政治力を使って「ディシジョン」を上手に使っていきましょう

 

 

内戦前のディシジョン(使い方)説明


 先ほども言いましたように、初期段階では24VS66で国粋派の超絶不利です。(だから師団数をトントンくらいにして開戦したい)


 ここでポイントを先に言わしてもらいますと「内戦ぼっ発時の領土(師団)を増やそう」「内戦の開始時期を早めよう」というのが国粋派最大のミッションになります。


 では「内戦ぼっ発時の領土の増やし方」から。



 スペイン本土全体に、共和派の旗がなびいていますね。


 ここから少しでも(内戦勃発時の)国粋派の領土を増やしていかなければなりません。



 その方法としては、画面に出ている3つ×が付いている土地(州)がありますよね


 これを一回クリックしていきますと、3つの×のうち1つが〇になります。


 お察しの通り、これを3回まで繰り返すことができ、3つ〇になりましたら共和→国粋派の領土に変更


 内戦ぼっ発時の自分の領土にすることが可能です。



 ですので、できれば3つ〇が付くことが理想形となりますが、別に1つや2つの〇も無意味ではありません


 そういった途中段階の州では「共和の領土のまま、その州に国粋派の師団がわきます


 ですから上手く使えば、敵の都市をすぐに落とすといった強引な戦法も、これにより可能です。

 

 要は1~2個は師団が共和派の領土のまま湧く。3個なら、国粋派の領土になると覚えてもらえればOKです。


 
 次に「内戦時期を早める」方法ですが、それはディシジョンの選択で可能です。


・プリモ・デ・リベラの演説(ファシの支持率5%)
・政治的暗殺(安定度-5% 戦争協力度+10%)
・将校の忠誠心を揺さぶる(国粋派の将軍が一人増える)
・ストライキの鎮圧(国民精神:全国ストライキに以下の修正)

※安定度-5%/建設速度・工場生産量・造船所生産量+5%


 と、それぞれ効果が違うわけなんですが、軍事計画(任務)を36日減らすという、共通効果を持ちます。


 軍事計画は、これら4つのディシジョンの上にあるディシジョンで、最初は250日から始まります。(これが0日になると、内戦開始


 ファシはこれを減らす必要がありますから、上記に記したディシジョンをガンガンとっていく必要があるんですね。



 逆に、共和派はこれを伸ばすディシジョンが用意されており、それは国粋派プレイでもその様子が見ることができます。


 ディシジョン「敵対勢力の内戦準備」というのが共和派の動きです。


 上から「共和派のNFの取得状況」「共和派の内戦延長(ディシジョン)工作」「(あれば)共和派の、国粋派州の影響取り返し※」



 ※共和派は、一度国粋派が〇をとった州を取り返すことができます


 特に、〇××のような一段階ですと、共和派も政治力の支払いが低いため、積極的に取り返してくるので、気を付けましょう。

 共和派の動きにも注意しつつ、国粋派の領土(師団)を増やして内戦に挑みましょう。



 なお、4つのディシジョンのうちどれがいいの? という疑問ですが、僕は戦争協力度をとりあえず今は増やしています。



 理由はド単純ですが、戦争協力度が高いと「戦争経済」に早く移れますし、おまけ程度に中核州師団攻防をもらって置けるためです。


(正直、内戦ぼっ発時期の短縮がメインなので、そこらへんはお好みでもOKです)




▼なお、下記画像の場所は、NF「北部守備隊の支援」で一気に×××→〇○○になりますので、支持率を上げなくても良い州です。

スペイン内戦のデバフと戦い方


 さて、スペイン内戦の戦い方の前に、まずは今後とるNF(全3種)のうちどれか一つを選ばなければいけません


 今回とるファランヘ党の台頭をとるには、NF「パキート抜きで」を選択したのち、イベントの上「ファランヘ党の指導のもとで我々が勝利するということだろう」を選択。


 共和派も同様なんですが、この内戦ぼっ発後のイベント選択によって、取れるNFが変わるため、間違わないように読み込んでから選びましょう


(なおこのイベント後、カルロス主義以外の国民精神は全部外れます



 スペイン内戦の勝負所は、戦闘開始から数日が重要です。


 それは、ぼっ発直後故に空いている敵プロビがある(=敵がいない間に進軍。上手くいけば包囲可能)ということもそうなんですが、デバフの影響がでかいためです。


 というのも、数日して一度前線が固まってしまうと「師団移動速度-75%/指揮統制回復-50%/師団攻撃-90%」というおぞましいデバフが発生。


 これが両陣営にかかるため、まともに正面からの殴り合いを行うとまぁ当たり前ですが全然抜けません


(逆に、無駄に統制を下げなければ、包囲された師団も数か月普通に持ってしまう。それくらい攻撃デバフが大きく、平押しによる突破はほぼ不可能)



 そのため、初動で少しでも余裕のあるうちに進軍可能ならば部分的な包囲ができればスペイン内戦を楽しむ範囲でのスタートダッシュとしては良い形になります。


 逆にこの鬼デバフをとる唯一の方法として、ディシジョンから州(コンパスみたいなの)をクリックすることで、その州だけデバフが14日後に取れるという仕組み。


 ただしこれは州一つずつしか選択できず、一つ州を選択しますとクールダウンとして90日は別州の選択は不可になります。


 ですので、さっさと手に入れたい北部州。


 こもられやすいバルセロナや、マドリードなど、野砲師団(スペインアフリカ領に展開5個師団)を上手くいかせるような場所に、使っていけるといいですね。

 

4つ巴(の絵をとりたかった)の戦争


 さて、通常のフランコルートですとまだ楽な内戦ですが、ファシ(あるいは一部共和)のルートでは、内戦中にさらに国粋/共和が分断するという状態になるときがあります。


 国粋派はカルロス主義者。共和派はアナーキズムが、内戦経過「一定日数(ディシジョンで確認可能)後」に分裂いたします。


 対処方法はいろいろあるんですが、今回のファランヘ党ルートにはカルロス主義者の分裂を抑えるNFが(多分)ありません。


(通常のフランコルート(真ん中)ならば、分裂までの時間を延期させるNFが存在)


 だから、彼らが分裂する前に、このルートでは内戦を抑え込むのが理想です。



 程よくスペイン内戦を楽しみながら倒す場合、まず共和派を分断している北部マドリードとバルセロナの連結部分を分断


 その後、バルセロナとマドリードを、各個撃破(占領)が(NFの北部州だけでも可能と仮定して)やれる方法です。


内戦前の州の取り方次第で、内戦の戦い方はいくつかできると思うので、やりやすいように改良していってもかまいません。(上で行ったのは、あくまで普通に倒す方法)

 

立て直して枢軸加盟、連合戦へ


 さて、内戦が終わった後にも、スペインには足を引っ張る内容が2つ存在します。


 一つは、共和派(つまり内戦で敵になった州)中核州から外れ中核人口が10M程度になってしまう事。



 これに良り、バルカン諸国より下手したら徴兵が難しく、第二次世界大戦までに数百個師団用意とかは、基本厳しいです。


 ただ、そのまま非中核州であるかといえばそうでもなく、各NF「ファランヘ党だと「スペインの最高現実を強化」」で、再び中核州に戻すことが可能。


※補足、NFの「種類を検索(Ver1.9から追加)」で自治州取れれば、各NFルートでの自治州系NFの場所がわかる。


 ただ、一瞬ですべてが戻るわけでもなく、迎合度を40%にしたうえで、各州ごと政治力を40支払う必要性がありますので、全土中核州に戻すにはかなりの労力が必要です。


 →したがって、隣国のポルトガル程度の人的でしばらくやっていかないといけない。


 もう一つが以前にもあった「内戦からの回復」で、消費財10%、建設速度-10%、工場生産量・造船所生産量-20%、陣営加盟+50%。



 奇跡的にドイツがこのNFを外す、あるいはNFを進めていくことで、内戦からの回復は(NFは段階的に)解除可能です。


 そんなぼろぼろの中、NFで枢軸国に加盟し、スペインはさらに領土拡張を目指していきます。



 空軍なんかろくに出ませんが、何とか空てい上陸できましたので、イギリスに上陸して師団を流し込みなんとか勝ちました



 簡単そうに勝っているように見えますが、師団の質は低く、フランスの師団も突破できないくらいぼっろぼろの状態で連合戦を行ってます。



 仮に内戦を早く終わらせたとしても、旧Verのスペインほど都合よくはいかないので、その点は注意しておきたいですね。

 

かなり多くの場所に侵攻できるが、今回はアメリカに


 さて、このファランヘ党ルート最大の長所は、枢軸国と一緒に多くの場所へと殴りこむことが可能です。


 英仏のほかに、イタリアやポルトガル、ブラジルなどもあるんですが、今回はカナダを傀儡化できたので、アメリカをチョイス。



 そして恐ろしいことに、このルートでは、中南米の小国(エクアドルやコスタリカレベルのみ)に傀儡化を迫ることができ、これにより十国程度の国を傀儡化



 いくら小国とはいえ、エルサルバドルなどは地味に師団を持っていますから、積み重なれば師団数は60個師団ほどに(ただし質はお察し)



 連合戦で手に入れたボロボロのイギリスと、ヴィシーフランスの師団(対米戦前に傀儡化)で、アメリカを押していきます

 

 ※ただこれも独伊の力を借りながらのギリギリ(しかも独伊は対日ソ中しながら)で、初めてだったとはいえ結構しんどい思いをして何とかアメリカ降伏



 幸いなことに、ほとんどの占領点をスペインが握れたので、アメリカを傀儡化して今回は終了です。

まとめ


 ということで、かなり終盤は速足で説明してきましたが、ファランヘ党ルートはいかがだったでしょうか。


 そこそこしんどいルートでしたが、スペインも中小国ですので、難易度としてはそこまで簡単でもなく難しくもなく。

(なんだかんだアメリカ本土を丸々傀儡化まで行けたので、使えなくはない)


 ただ内戦後の回復がしんどいため、特に人的資源においては厳しくなった印象があります。
(逆に前までが汎用NFで、使う人が使うと強すぎた)


 個人的な感想としては「スペイン内戦」と「その後の中堅国程度の国としての介入」を、楽しむ形になったとも受け取れます。



 といったところで、今回はここまで。ご一読ありがとうございました。よろしければツイッターのフォロー、記事の拡散などしていただけると励みになります。

 

 

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