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HOI4 AAR【オランダで英仏を倒そう】

 皆さんこんにちは、ヘルニアです。

 今回はファシ化オランダで英仏を倒していくのを主目的とした、AARを書いていこうと思います。

 それじゃあ、早速初めて行きましょう。

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新しい国家特有の大量のデバフ

 HOI4の独自国家方針がある国(特に中小国)は、たいてい強力なデバフがあるか多くのデバフによって苦しめられることになります。

 それはオランダでも例外ではなく、まずはそのデバフとなる国民精神を見ていきましょう。

▼オランダの国民精神(クリックで拡大可能です)

 最初のデバフは「不愛想な中立主義
 これにより、陣営の加入、他国への独立保証、義勇軍の派兵が国際緊張により大きく制限を食らいなかなか戦争介入することができなくなっています

 次に「大戦を傍観した砲弾恐怖症患者」は重要なデバフで、特に今回やるファシ化ルートでは邪魔な存在になります。(なぜ邪魔になったのかは、邪魔になったときに説明)
 デバフの内容としては、徴兵可能人口が半分になり、工場生産量が25%も減り、造船所生産量も10%減るというもの。
 造船所生産量はともかく、他二つがオランダにとっては厳しい内容となります。

 お次の「危機の年」というのは建設速度が-50%というもの。
 シンプルですが非常に強力なデバフで、これも解除するにはいくつものNFを取らないといけません。

 最後のデバフは「脆弱な政府」で一日当たりの政治力コスト+0.5。安定度-10%というもの。米仏ほどではないですが、さっさと取り除かないと政治力でも困ることとなります。

 これに良い効果となる「ウィルへルミナ(女王様)」安定度+15%が加わり、オランダの初期精神は以上となります。

 なお、ウィルへルミナ女王のことをさっぱり知らなかったヘルニアは、さらっと(ウィキペディア情報だが)調べてみました。
 彼女の父親であるウィレム三世には、三人の男子がいたのですが、いずれも若くして亡くなってしまいます。そこで、ウィルへルミナ女王が王位継承権を得ることになったのですが、王になった時の年齢(1890年)はまだ10歳でした。
 (摂政として、母親が8年間は支えたようです)

 その後、第二次世界大戦を女王として経験することになるのですが、ご存知の通り、オランダはドイツに負けてしまいます。
 命からがら逃げることに成功し、亡命先のロンドンではラジオを使い、国民に対して語りかけていきそれがレジスタンス運動の精神的支柱になったといわれているそうです。

 オランダが解放され、第二次世界大戦も終結のめどが立ち始め、ようやく元の地位で一安心かと思えば、今度はインドネシアが独立を宣言(45年8月17日)。戦争になります。
 そして1890年~48年。1898年で18歳になった即位式からちょうど50年で、次のユリアナ女王にバトンタッチすることになるのです。
(こう調べてみると、オランダは女王様が多いなんてことも分かってくるんですね)

さて話を戻して、まずは脆弱な政府を取り除こう。

 たくさんデバフがあってかったるそうに思えるオランダですが、意外とそうでもありませんでした

 政治ツリーの最初となる「新政府の樹立」を取るだけで、いきなり脆弱な政府を取り除けます。
 逆にこのNFを取らないと、いつまでも政治力の増え方がひどい状態になります。したがって、基本的には最初に新政府の樹立を取るのが一般的だと思われます。

 ただ一個だけ注意点があって、というのもこれを取ると国家元首が変わってしまうことなのです。

▼国家元首がかなり早期段階で変更可能

 初期状態では安定度にマイナスが付き、経済法こそなかなか変えられませんが消費財-10%という、強力な+効果があります。(といっても、オランダの工業力だとそこまで強く感じられないが)

 しかし新政権を樹立すると、降伏限界にマイナスが付き、戦争協力度も下がっていいとこなしの状態になります。

 どっちがいいかって聞かれたら「う~ん」と回答に困るやつですが、オランダの政治NFは新政権の樹立を取らないと始まりません。

 あまり深く考えず、さっさと切り替える場合も必要と、割り切った方が良いでしょう。

次のNFはヨーロッパの玄関口

 このヨーロッパへの玄関口を取ることで、この先のルートを変更できるディシジョンが解禁されます。それが下記のものになります。

▼ディシジョン:ヨーロッパの玄関口

 このディシジョンを選択すると、イギリス・ドイツのどちらかに貿易影響点として5点のポイントがもらえます。
 当然、イギリスのポイントを稼げば民主主義ルートを取れますし、ドイツのポイントを稼げばファシ化ルートを取ることになります。
 (中道・共産は同じくらいの影響点を同時に確保すれば取得可能)

 既に独英をプレイした方ならご存知の通り、これは独英からも政治力を支払ってポイントを与えることができます。
 政治力10を支払って、自分の都合の良い方を増やしていきましょう。
 (今回はファシ化プレイなので、もちろんドイツの影響点をディシジョンで増やしていく。なお、政治力はヨーロッパの玄関口取得時に120もらえるので、すぐに取れないんじゃないか? という心配はしなくても良い

NFは金本位制の放棄ルートへ

 さて、貿易影響点をある程度稼がないと次の政治NFは取れないので、その間は別のNFツリーを進めていきましょう。

 おススメは「金本位制の放棄」から始まるルートで、このツリーでは産業・陸軍・海軍・空軍のツリーがあるだけではなく、危機の年や、大戦を傍観した砲弾恐怖症患者を取り除くことができるNFも存在します。

 デバフ(国民精神)を解除しないと進めない政治NFもありますので、まずは金本位制の放棄をしっかりとっておくのが、良いスタートとなるでしょう。

 ※金本位制の放棄自体は、危機の年軽減(建設速度+10%)の効果を持ちます。

ドイツの貿易影響点が25点稼げたら、ドイツへの屈服を取得

 ドイツへの怒りを鎮めるを五回取得して25点の影響点を獲得したら、ドイツへの屈服を選択しましょう。
 この時注意したいのはイギリスの貿易影響点とドイツの貿易影響点の差が15点以上開いていること。(英5:独25とかならOK)

 15点以上開いていないと、NFが一時停止してしまうみたいなので、イギリスが独自にポイントを稼いで来たら気を付けましょう。

 なおこのNFを取得すると貿易法が自由貿易に変更されることに加え、民主主義の支持が少しずつですが下がっていくオマケ(ほぼ無いに等しいが)が付きます。(もちろんドイツと仲良くなり、ファシ化すればいつでも枢軸国に入れる)

 そしてドイツへの屈服を取ったら、次は「民族と祖国」のNFを取って、ファシストの率を上げていきましょう。民族と祖国を取ると、戦争協力度も段階的に上がっていきますから早めに取得しておくと大戦までに経済法や徴兵法をより良いものに変更できます。

 なお、最速でファシ化したい場合は、民族と祖国取得後に政治力150を使って国粋主義扇動化を雇いましょう。これでNFと政治顧問両方の力で、どんどん率を上げることができます。

ファシ化しないと進まない政治NFの代わりに、他のNFを取得。

 ファシ化途中は次の政治NFを取れないので、その間は他のNFを取りましょう。今回はNF紹介のためにも「海外植民地資本の獲得」を選択。

 こちらのルートは主に、インドネシアや南米の資源地帯の強化に関する内容が多いです

 本土が陥落したら取得できるNFも多く、中にはインドネシアを併合して、東南アジアで戦うなんてことも可能です。
 ほかにも石油やアルミの量を増やしたり、条件が厳しいですがベネズエラに傀儡化の戦争目標を得たりと、ユニークなものが多いのが特徴になります。

 したがって、本来は最優先でとるべきツリーではないのですが、この時は初見だったこともあり、とりあえず取得

 無難に行くならば、産業ルートを取って危機の年を軽減するか、戦争準備ルートを進めておいて、早めに戦争傍観の精神を外す準備をしておくのが良いと思います。

▼海外植民地資本の獲得を取得すると、石油の量を増やすなどしてインドネシアを強化できる。建築スロットも増えるので、亡命プレイ(?)をしたいなら、役に立つだろう。

 ※また、建設速度+15%や消費財-5%のバフを、政治力支払いで90日得ることができる。(オランダが)
 条件が平時であるため、基本的には大戦前に使うこととなるだろう。

NF血よりも力を取得。

 国民投票などでファシ化が完了したら、政治ツリーを進めましょう。NF「血よりも力」は、不愛想な中立主義を取り除いてくれます。これにより、ドイツの陣営参加が早期段階で可能になるなど、よりオランダの外交がやりやすくなります。

 なお、血よりも力を選択したら、独自陣営で行くか枢軸加盟かを選ぶことになります。もちろん楽なのは枢軸加盟ですが、独自陣営の方が史実より早期に開戦可能なため、枢軸加盟よりも多くの領土を手に入れることが可能かもしれません。(上手くやれば、スペイン、イタリアを先に仲間にできる可能性もありそうです)

 とはいえ、独自陣営で戦うと、枢軸国との連携(特に空軍)がうまくいかない恐れがあるので、今回は枢軸加盟ルートを選んだ。

 なお、わざわざ枢軸加盟のNFを取らなくても、枢軸国には加盟できる
 でもって枢軸加盟してしまえば、枢軸加盟のNFを無視できるので、70日分得をすることは可能だ

 

枢軸加盟したら、ベネルクス進行NF取得! とはいかない……

 最初、国民精神もあり人的資源が枯渇していたことから、ベネルクスの統一を目指していました。そしてそれにぴったりのNFが「統一ネーデルラント」のNFで、これによりベルギー、ルクセンブルク両国に宣戦布告可能です。

 しかしこのNFを取るには、大戦を傍観した……の国民精神を除去しなければなりません。
 最初それに気が付いてなかったヘルニアは、急いで平和主義との戦争を取りに行きます。

▼平和主義との戦争

 平和主義との戦争を取得。はいデバフ消滅、と行かないのがオランダの厄介なところです。
 そもそも、この平和主義との戦争を取るのにも、15%の国際緊張度が必要です。史実AI方針であれば、イタリアがユーゴスラビアの領有主張を終えた後、あるいはスペイン内戦早期終結後でとれるくらいなので、取得タイミングにも注意していきましょう。(日中戦争だけだと15%に届かない場合がある。もちろん、他国に正当化をして国際緊張を自分から上げても良いが)

▼平和主義との戦争で解放されるディシジョン。()

 全部で三種類のディシジョンが解放されますが、どれも目指す内容は一緒です。3つとも、取得中は戦争協力度が段階的に上昇し、大戦を傍観した……の精神を60日かけて軽減してくれます。(軽減する内容(量)もすべて同じ、支払うコストがそれぞれ(安定度・工場、造船所生産量・政治力【を中心に支払う】)と違うだけ
 ここでポイントになるのは軽減ということで、オランダはこのディシジョンのいずれかを五回取らないと大戦傍観の国民精神を消せません
 要は、後一年ほどしないとベネルクス進行はさせないぞってことになります。

 とはいえ、人的資源や工場獲得のため、何としても両国は確保しておきたいところ。長い時間をかけての解除になりますが、その間は産業ルートなどを取得して、内政による国力の増強を推し進めましょう

ベネルクス進行は、早くても1939年過ぎ

 300日かけて、ゆっくりデバフを解除できれば、ようやくこのNFを取得できます。ルクセンブルクはともかく、ベルギーはなかなかの陸軍を保有しています。オランダの人的資源だけでは厳しいので、負けないよう、インドネシアからしっかり徴兵しましょう。
 なお、インドネシアからの徴兵は純度百%のインドネシア人です。という事は、インドネシアの人的資源が尽きなければ、武器を用意するだけで訓練。徴兵可能だという事です。

 メインの戦争となる英仏戦でも、オランダにとっては貴重な戦力になるため、しっかり使わせていただきましょう。

▼ベネルクス戦の様子。(インドネシア軍の物量押しで、普通に突破可能)

ベルギー・ルクセンブルクを併合したら、いよいよベネルクス統一

 この戦争で両国を併合したら、まずはディシジョンを開きましょう。そして、ロンドン条約の破棄を選択することによって、ベネルクスが完全統一されます。

 これにより、ベルギーやルクセンブルクの土地も中核州となって、人的資源がそこそこ増えます。

 縛りプレイでもしていない限り、まずとっておいた方が良いものなので、忘れずに取得しましょう。

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いよいよ連合戦! 英仏は楽に勝てる?

 さぁ、ベネルクスを統一し、いよいよドイツとともに英仏を倒していきます。
 が、先に伝えてしまうとファシ化オランダで英仏を倒すのは、空ていを使えば恐ろしく簡単です。
 というのも、1939年時点でのドイツの空軍は世界トップクラスのため、制空権を確保するのは比較的容易です。
 このことにより、イギリスへの空てい上陸がとても簡単に行えます

 そしてフランスは、ドイツの機甲師団とまたまた空軍により、あっさりと北側から突破可能です。

 要は独空軍の恐ろしい数によって、早期降伏を目指せるというわけなんですね。※上手くいけば、ドイツがポーランドを落とすよりも早く英仏を落とせる

▼フランス軍あっさり降伏(写真撮り忘れたので、別データで取り直したもの含む)

▼イギリスに空てい上陸成功。あとはインドネシア軍を全力で送り込み、イギリスが防衛陣地を築く前に決着をつける。

▼そして講和。オランダは北仏の領土を併合し、アフリカに英仏の傀儡政権を獲得。またインドを傀儡化して、他の小さな島なども一部併合した。

※ということで、あっさり英仏倒しちゃいましたが、もう少しだけ続きます。

日本と妥協案を見つけ海軍強化か、ドイツと協力し陸軍強化か

 英仏を倒してしまったオランダの敵になる存在は、もうソ連とアメリカしか残っていません。

 どちらに行くのもOKですが、そのための強化を日・独と行うことができます。今回はとある野望があったので、海軍造船所がもらえる日本と協力するルートを最後まで取ろうと思います。すると、造船所を増やすひとつ前のNFで、こんなイベントが発生します。

▼インドネシアの扱いをどうするか。

 インドネシアの資源地帯を狙っている日本と協力するには、インドネシアの利権を何らかの形で渡さなければならないようです

 上の選択肢はインドネシアをそのまま渡すというもので、下の選択肢はインドネシアの宗主国はオランダのまま、インドネシアの資源は日本に渡されるというもの。要はメキシコの石油を受け取る英米のように、インドネシアの石油を日本が受け取れる状態になるのです。

 どちらかお好みで良いと思いますが、今回は下の選択肢を選んで、インドネシアの人的資源を守る形を取りました

まとめとおまけ

▼英仏を併合して、彼らの海軍をまるごとゲット! これがやりたくて、今回のオランダファシ化ルートをプレイしてみた。

 ということで、ファシ化オランダをプレイしてきましたが、いかがだったでしょうか。
 まだこのルートしかやっていませんが、おそらくオランダはファシ化するのが一番安心のルートで、一度なれれば楽な方だと思います

 最初、大量にあったデバフも、時間こそかかりますが少しずつ回復していけば、なかなか楽しいものです。新DLCによって、NFが追加されたオランダ。ぜひ皆さんもプレイしてみてはいかがでしょうか。

 といったところで、今回はここまで。ご一読ありがとうございました。

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