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HOI4 AAR【ポーランドで独ソを倒そう】

 皆さんこんにちは、ヘルニアです。

 今回は中道ポーランドで、独ソを倒すことを目標にAARを書いていきます

 HOI4になれ初めて、中小国をやってみたい! って方に向けて書いていきたいと思います。
 ということで、早速やっていきましょう。

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ポーランドの資源は少ない。輸入するためにも民需工場が必要。

 中小国の方ではかなり恵まれた人的資源と鉱物資源(といっても鉄ぐらいだが)に恵まれるポーランドですが、ソ連、最終的にはドイツを倒すとなると、今の資源で作り出せる兵器は限りなく少ないです。

 もっと大規模な軍拡を行うためにも、最初は民需工場を建てましょう。

 経済法は早めに部分動員に切り替えて、民需工場の建設速度を速め、また民需工場を建てる位置も、比較的内陸に建てる(=敵に奪われにくい土地の)方が望ましいです。

 なお、民需工場を10個弱作ったあとは、軍需工場をひたすら建ててください。

ポーランド軍国主義と復讐主義

 ポーランドのNF(特に工場系)はかなり貧弱のようにも見えますが、政治系NFはVER1.6になってもなお強力に感じられます。

 ポーランド軍国主義は陸軍経験値20に加え、徴兵可能人口を2.5%増やし、戦争協力度+5%や敵対パルチザンの効率-10%というおいしいおまけつき。

 特に徴兵可能人口増加は、独ソに比べ人的資源の足らないポーランドにとっては、大きな助けとなるので、大戦前に必ず取得しましょう。
 (陸軍経験値は師団編成の変更などに使うと良い

 そしてポーランド復讐主義は、これまた戦争協力度を5%上げるとともに、国際緊張による正当化作成可能%を-40%してくれ、さらに正当化時間を-25%してくれるもの。

 これはどういうことかと言いますと、本来ポーランドのような中道国家は、国際緊張度が50%にならないと正当化して他国に攻めることができません。しかしポーランド復讐主義をとれば50%-40%。つまり国際緊張度が10%(日中戦争開始ぐらい)あれば、正当化が可能になるということなんです。

 ポーランドはリトアニアを併合することで、ポーランドリトアニア共和国になることができますから、リトアニアを併合するためにも、1937年前半までには必ずポーランド復讐主義の獲得を終えておきましょう。

ということでリトアニアに正当化。国際緊張度が25%を越えても大丈夫。

 日中戦争がはじまったあたりで、リトアニアに正当化をかけます。正当化完了は38年の3月ごろになります。

「しかしこのころでは、アンシュルスで国際緊張度が25%を越えて、リトアニアに独立保証をかけられるのでは?」

 そんなことはないので、ご安心ください。リトアニアだけの正当化であれば、史実AIがONならまず独立保証はかかりません。(英仏は独の対応で、ポーランドにかまっている暇はないと思われる)

 だから安心して、リトアニアに宣戦布告をすることができます。リトアニア戦はAI任せの攻撃でも大丈夫なので、ここではカットさせていただきますね。

安定と信頼の重対空【37年以内には生産開始すること】

 さて、ここからは中道プレイではまず戦争回避ができない、ソ連戦への対策をしていきます

 ソ連相手には、要塞を作ってガン防衛しても良いのですが(その方法でも十分倒せる)、今回は重自走対空砲を採用した戦い方をします。

 なぜ要塞を使わないかと言いますと、ポーランドの空軍は貧弱で、悲しいことに敵の爆撃から本土を守れません。これにより工場や要塞はぼこぼこになることは回避できません。

 しかし最大の理由は、猛攻するソ連軍の攻撃を受け続けることにより、要塞が壊れてしまうことが問題になります。
 もちろん、ポーランドの工業力ではそれを修理しながら戦うことはまず無理だと思います。(少なくとも敵が攻勢している間は)

 そこで、重自走対空砲の装甲を活かした戦いをしていきます。
 詳しいことはここでは割愛しますが、こちらの装甲が敵の貫徹(貫通)能力より高いと、ダメージを半減させてくれます。

 この装甲により、長い間指揮統制率を高く保って戦えますので、今回はその長所をしっかり活かした戦い方をしていきます。

 なお、重対空の一番の利点は、少ない数でこの装甲ボーナスを付けられること。
 一大隊の必要装備はわずか8輌で、120個師団用意するとしても(1大隊導入だとして)960輌。1K作る必要すらない、手の届きやすいものとなっています。

▽今回のメインの師団編成。(攻撃・防御・生産性と、バランスの良い編成に仕上げた)

ポーランドリトアニア共和国の復活! そしてラトビア進行

 リトアニアを併合したら、ディシジョンから共和国の再建が取得可能となるので、縛りプレイでもしていない限りは取得しましょう。
 これにより、併合したリトアニアはもちろん、ソ連の領土(ベラルーシおよびウクライナの一部など)や、ドイツの飛び地なども中核州となりました

 そしてこの中核州となった地域の一つにラトビアがあります。

 次はラトビアに向かって、中核州の奪還を理由に正当化をかけてください。
 感覚的な事しかお伝え出来なくて申し訳ないのですが、中核州の奪還だと英仏は独立保証をしてこない(独立保証する率が低い)です。

 ソ連との戦争のためには、もっと工場が必要なので、ここはしっかりと確保しておきましょう。

ダンツィヒはドイツにあげ、ソ連戦に集中する。

 さぁ、いよいよ戦争が近づいてきました。史実ルートで行く場合はここを拒否してドイツとの戦争になるわけなんですが、今回はソ連戦に集中するためにもダンツィヒを明け渡しましょう。(後から取り戻すから問題ない)

 そのあとは、ドイツにすり寄ってファシ化の道を歩むか、ソ連と仲良くするかというイベントが発生します。今回は中道プレイなので、ソ連と仲良くするルートを取っておきましょう(戦争しないとは言っていない)

ドイツがベネルクスを殴り始めたら、急いでエストニアに正当化

 さぁ、ドイツによる第二次世界大戦が始まったら、一年間ほど英仏は独立保証する余力がなくなります。このチャンスを活かして、エストニアに急いで正当化を仕掛けましょう。
 (※最悪、エストニア併合は諦めても良い)

 ただし正当化が遅いと、先にソ連が殴り掛かってくる場合も十分にあり得ます。ドイツが他国に正当化をかけて、数日したくらいにはすぐにエストニアに正当化をして、その後併合しておきましょう。

 なお、エストニア併合前くらいから、取得しておくべきNFがなくなってきます。ソ連との戦争には、経済法や徴兵法の変更など多くの政治力を必要としていきますので、NFは取得せずあえて政治力をためましょう。

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ソ連がポーランドに宣戦布告! 塹壕ボーナスと装甲で本土を守り切れ!

 1940年4月21日、ソ連がポーランドに宣戦布告。普通なら圧倒的物量で押されるところですが、重対空を混ぜたポーランド120個師団はそう簡単にぶち破られません。エストニア併合後、すぐに前線に張り付けることで、塹壕ボーナスから高い防御力を発揮。
 また高い装甲値が敵の歩兵師団の指揮統制をガリガリ削っていき、扱いやすい大規模作戦ドクトリンの右ルートによって、防御は得意中の得意となっています。

 そこに防衛向きのシコルスキー元帥が率いているのですから、準備を怠って装備が少ないなどの欠陥がなければ守り切れるはずです

 序盤のソ連軍はものすごい猛攻を仕掛けてきて、時折矢印が赤くなることもありますが、ほぼ全て(99%以上)の場合は敵の指揮統制が先に切れて、こちらの防衛が成功します。

 ただし、ワルシャワを含めた都市は敵の戦略爆撃機で火の海になりますので、これだけは仕方がありません。
 都市を火の海にされた屈辱は、あとできっちりと返してやりましょう。

 なお、今回はうっかり作り忘れてしまいましたが、簡単な師団でも良いのでバルト三国の海岸防衛師団を作っておくと、万が一の上陸にも対応できます

1941年春~夏ごろ。ソ連軍が十分疲弊したら攻撃開始!

 少なくとも4M以上敵が死んだら、攻勢に出てもいいかなと言った頃合いです。

 無理な徴兵さえしていなければ、歩兵装備などの備蓄もそれなりにあると思うので、AI任せの攻撃でも十分に通用します。欲を言えば、手動操作で包囲殲滅を狙っていき、敵の戦力をそぐことができたらよしです。

 とはいえ、疲弊しきった敵軍は結構簡単に追い越し殲滅なども可能です。装甲ボーナスは攻勢時にも役立ちますので、ガンガン攻撃していって良いと思います。(もちろん、備蓄が切れたら素直に止まること

 途中、ソ連領にあるポーランド中核州を占領することで、さらに人的資源が増えますので、攻勢時の徴兵法変更などは、それを含めて変更していってください。

▽ソ連戦の様子と被害(包囲した時の殲滅手動操作を除けば、AI任せでもこれだけの結果がでる)

ソ連との条約締結は注意せよ!

 さぁ、ソ連を倒した後は楽しい講和会議の時間です。中核州は当然併合しておき、他の工業地帯や資源地帯もお好みで併合いたしましょう。

 とくに、バクー、クルスク、ベルゴロドはできれば取っておきたいところになります。バクーは言わずもがな大量の石油が出ますし、クルスクとベルゴロドはディシジョンで鉄の生産量が増やせて、最大値まで行くとここだけで720もの鉄が取れます

 最大値まで増やす必要はありませんが、兵器生産の最も基本となる鉄資源が少ないポーランドでは獲得しておいて損はありません。きっちりいただいて、ウラル以東は傀儡化するなどして、人的資源を活かしましょう。

 と! いいたいのですが、傀儡化するかどうかはドイツがソ連に宣戦布告したかどうかで可能かどうかが分かれます

 というのも、もしドイツがソ連に宣戦布告せず、ポーランドがソ連を傀儡化してしまうと講和した瞬間ドイツがソ連(ロシア)に宣戦布告する場合があります

 当然、傀儡国の名手は戦争に引っ張り出されますので、ドイツ国境にしっかり兵士を置いていない限りはひき殺される運命になります

 今回のプレイでは、ドイツがソ連に宣戦布告したため、ソ連を傀儡化することに

 この戦争で中核州の人口が60M(初期のドイツより少し少ないくらい)にはなりましたが、まだまだポーランドだけの人的資源だけでは不安です。そのため、モスクワやレニングラードなど、人口・工業力のある都市はロシアに残し、頑張って兵士をたくさん作ってもらいましょう。

VER1.6で強化されたドイツ。負けないよう最新の装備で迎え撃つ。

 ドイツは優秀な機甲師団を持ち、今までの一型重対空では突破される可能性が高いです。また空軍力に関しては、今から追いつくのはかなり厳しいので、最悪諦めるという手もあります。(今回は全く空軍ないのも嫌だったから作ったが……)

 そこで、ソ連降伏後の二年間はひたすら準備に当てます。ソ連戦で有り余っている陸軍経験値を三型重対空の強化などに割り当て、そいつを全ての師団に配備していきましょう。

 資源はソ連の広大な土地から基本的には取れるので大丈夫なはずです。

ドイツとの戦争開始。一番注意すべきなのはポズナンの出っ張った部分

 さぁ、二年ほどかけてしっかり準備を行ったおかげで、装備は全て最新式。陸軍ドクトリンなどのバフもあらかたとることができました。

 1945年1月、ドイツに正当化し宣戦布告します。(この時、日本の参戦を回避したい場合はヴィシーフランスなどに正当化をかけよう

 重対空は装甲をしっかり強化し、歩兵師団じゃ簡単には抜けないほどに強化しましたが、それでも突破される可能性の高い箇所がありますそれが画像の丸部分ポズナン(+ウーチも)の部分。

 ここは二か所以上から攻撃を受ける場合が多く、ドイツ軍の猛攻、何より空軍のアシストで突破される可能性がとても高いです。そのため、ここは多めに師団を配置するなどして、突破されないようにしましょう。

 私はこの部分を、お馴染みの二重の壁(防衛)作戦で対応。二重の壁最大の利点は、敵AIに「敵師団数少なさそうじゃん! 攻撃しよ」と思わせることが真の狙いなので、敵を挑発したい場合はとても有効です。

 また話は少しずれるんですが、枢軸国が万が一にもバルト三国や黒海側から上陸してくるかもしれません。二年もあれば、ロシアはそれなりに師団を作ってくれますので、沿岸防衛用に最低限の配置をしておきましょう。

8月。ドイツ君が全然疲弊しないので、包囲殲滅することに

 今回もソ連戦のように最初防衛して敵の充足が切れたら攻勢に出ようかと最初は考えていたんですが、45年にもなると装備は余るほどあるみたいで、また全成人徴兵のためドイツの人的は待ったく減りません。

 こうなったらさきに攻勢を仕掛けようと「ポーランド新騎兵師団」でドイツ東部を攻撃開始。

 この師団は騎兵8個大隊に加え、重対空2大隊、重戦車1大隊の中隊マシマシ編成となっています。これを60個師団ほどひそかに用意させていただき、ダンツィヒのラインで分断を開始

 結果は大成功で、これにより独軍は数十個師団が殲滅。そのご、騎兵(重戦車)師団は、ドイツ東部の比較的平らな部分を蹂躙していきます

▽枢軸戦の様子。度重なる連続攻撃で、ドイツに新しい師団を作る余裕はなかったようだ。

 地形的に進行しやすいドイツを倒すと、後は消化試合みたいなものです。ドイツ降伏後は、地形に守られていたバルカンの国を物量で潰し、最後にイタリアを倒すのが、最も効率的と思われます。

 なお、「砲兵の近代化(NF)」を取得しておき、同じ陣営にイランがいる、あるいはイランに宣戦布告し、ハマダーンを手に入れておいた状態(併合ではなく占領)にした状態で、イタリア中部にポーランド兵を進めれば隠しイベントでヴォイテクを獲得可能。
 今回は独ソを撃退するのみが主目的のため、ヴォイテクは取りませんでしたが、ヴォイテクを獲得したい人や実績を解除したい人は取ってみても良いでしょう。

まとめ 枢軸国を粉砕。

 ということで、ポーランドの脅威となる存在であった独ソを倒すことに成功しました。
 今回は陸軍(特に重対空の扱い)が多かったですが、いかがだったでしょうか。

 ポーランドで独ソを一つずつ押し返すこのルートは、難しそうに見えて慣れてしまえばそこまで難易度は高くありません。

 HOI4プレイになれてきた方は、さらなるレベルアップを目指し、挑戦してみてはいかがでしょうか。

 と言ったところで今回はここまで。ご一読ありがとうございました。

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