皆さんこんにちは、ヘルニアです。
今回はソ連を用いて、ゲーム内では超重戦車扱いのIS-7を扱い、ドイツに勝っていこうと思います。
その前にIS-7戦車の歴史を説明
史実の独ソ戦開始時期のドイツ軍主力戦車は三号や四号戦車。
対するソビエト側はT-34やKV-1などで、これらのソ連戦車に対してドイツの戦車は苦戦しておりました。
T-34ショックという言葉があるように、ドイツはソ連の優れた戦車に攻撃・防御(装甲)・走行・生産性等において劣っていたのです。
そのT-34に対抗するために造られたのが、パンター戦車。そしてT-34の登場とは別に、以前から開発が進んでいたのが重戦車ティーガーです。
パンターとティーガーは、連合国の戦車に対してかなり優位となる火力、また装甲等を持っていましたが、ドイツ軍は次第に劣勢になっていく戦況のなかで、ティーガーⅡという重戦車を開発します。
これはパンターの傾斜装甲+ティーガー以上の火力を誇るというとんでもない代物で、自重という爆弾こそ抱えていましたが、当時の連合の戦車ではティーガーⅡには歯が立ちません。
そのパンター+ティーガーといった化け物のようなティーガーⅡに、対抗するために開発されたのが、今回扱う『IS-7』なのです。
IS-7は130mm砲を乗せ、ドイツの8.8cm砲はもちろんヤークトティーガーやマウスの12.8cm砲。さらには自身の130mm砲に対しても十分な抗堪性を誇ったそうです。(そして意外にも最高速度は60km/hで動けるらしい)
が、70トン近い重量は駆動系統に大きな負担をかけ、大きな砲塔の割に車内が狭く、装填作業が困難といった問題点が多かったため、試作車のみの生産となっています。
今回はそんなIS-7を、Hoi4で2000輌ほど用意して、対独戦に持ち込もうというAARです。
先に述べたように相手は三号・四号(史実ならT-34に苦戦した戦車)相手にIS-7をぶつけるという構図になります。
その分、言わずもがな数をそんなに作れるわけではないので、ドイツ軍の物量にいかに最初耐えられるかが、今回のキーポイントになるでしょう。
IS-7を最速でとるために内政
史実では戦後にかけて開発が進んだIS-7ですが、Hoi4では1943年の超重戦車枠、いわゆる八号戦車マウスと同じ立ち位置で研究と生産が可能です。
ですので急いで研究すれば、対独戦までに作れるわけなんですが、問題は生産コストです。
詳しいことはまたあとで話しますが、ありったけの軍需工場を投入しなければ、2000輌作ることすら簡単ではありません。
そこで内政は、研究はIS-7までまっすぐ取得。
途中、独ソ条約での戦車研究ボーナス。大粛清完了後の戦車研究ボーナス合わせて2枚を使い、KV-1→IS-7と研究を進めていきます。
また今回は時間がないので、自由貿易や戦車設計者で研究時間を減らすだけでなく、NFの進歩崇拝での研究速度上昇。
さらには一部研究爆弾を使用し、短縮できるだけ短縮し、1940年6月にIS-7の研究を終えていきます。(独ソ戦開戦まであと一年のタイミング)
そして建設はIS-7の研究が終わる40年6月まで民需工場を建設。
普通のプレイだったら民需建てすぎで『独ソ戦に負ける可能性がある』行為ですが、IS-7を量産するためには大量の民需がいるため、リスキーな選択肢をとっていきます。
(むろん、IS-7ができたら一気に軍需を増やし作っていく)
その他にも、ディシジョンで安定度を100%にし、消費財を-5%工場生産量+20%(平時)にして建設と生産量を加速。
生産も最低限の戦闘機と歩兵装備、中隊用の支援装備と野砲を少々に抑え、残りは全部IS-7に振ると思ってください。
少し早いイラン侵攻
普通ならトルコに正当化してルーマニアもいただくのが無難なソ連の拡張なんですが、それをすると枢軸の戦力が将来的に下がってしまいます。
1工場当たり4もクロムを消費するIS-7のため、ぜひトルコは傀儡にしたいところですが、ここはあきらめて初期拡張はイランのみに抑えます。
別に拡張する場所はどこでもいいのですが、イランは枢軸の燃料源でもあり、かつイラク・トルコが中立の壁となり、独ソ戦中師団を配備しなくてよいメリットがあります。
これが仮にトルコに行きますと、(トルコを仮に参戦させてしまうと)ギリシャやシリア方面から大量の枢軸軍がなだれ込んでくるため、管理する戦線が増える(≒戦力分散)してしまいます。
拡張は工場や資源を手に入れられる、将来的には優位となるゲームでの行動ですが、その分管理する国境が増えるため、場所は慎重になった方が良い場合もあるんですね。
いわずもがな、初期拡張をしたことにより大粛清のデバフを外す「戦争の教訓」が取得可能になり、これによりIS-7の研究がはかどる形となっております。