皆さんこんにちは、ヘルニアです。
本日はユーゴスラビアで、欧州の大部分を握っていきたいと思います。
くろあじ様新シリーズ【ビザンツ帝国再興への道】
今回はくろあじ様の新シリーズとして、ビザンツ帝国の再興をご紹介させていただきます。
もう一言で表しますと『ヤバい』で言い切れる気がします。
そう感じた理由が2つありまして、一つは編集(力)のクオリティーの高さ。
特に最初のOP、そしてブルガリアの作戦説明は「わかりやすく・かっこいい」
僕は動画の投稿者じゃないですが、どうやったらあんなの作れるんだろうかとすごく興味が出てくるくらいレベル高いです。
もう一つが技術面でのヤバいという意味で、特にギリシャのビザンツ帝国復活のディシジョンは『HOI4の中でもかなりレベル高い方』です。
それをよりにもよって「史実AIOFFのランダムでやる」のは相当難しい(運も必要)なことですし、そこから『ある意外な国と手を組む(ネタバレになるので封印)』のは、考えもしなかった方法でした。
だから総じて「やばい」という感想が今回なのですが、僕も負けていられないと今回はユーゴスラビアでビザンツ並みの大きさ。
正確にはユーゴで工業力1000オーバーをサクッと目指していきたいと思います。
ユーゴスラビアの現状と内戦の利点

ユーゴスラビアは複雑な民族、また言語や宗教などの違いを表すかの如く、国民精神に『デバフが大量』にあります。
あえてそれらを一つずつ説明することはしませんが、それにより安定度や政治力が低く、普通に扱っていこうとしたら「なかなか内政が進まない」国。
しかしそれらのデバフは、内戦により『すべて取っ払うことが可能です』
これはユーゴだけに限った話ではなく、例えばVer1.8まででのフランス、また別のMODでも応用が可能なので「国民精神がデバフの多い国では活用が可能」なんです。
さて、内戦はいつも通りの騎兵一個師団ストックでの内戦ですが、ここで少し、ユーゴスラビアの特徴をご紹介します(中々ユニーク)
まず資源面ではアルミとクロムが優秀。そのため、イタリアがフランスを食わないとなれば、真っ先に狙われる資源地帯となっており、あえて資源地帯のマケドニアやモンテネグロを傀儡化(自由貿易上での資源タンクに)させるというのも一つの手にされたりしまいます。
かといって工場や研究がそこまでひどいわけでもなく、珍しいことに「野砲・対空砲・対戦車砲すべて研究完了済み」
これは大国でも中々ない状態(補足:基本は野砲と対空砲だけのところが多い。日本に至っては対空砲すらない)で、それを支えるかの如く初期の陸ドクは野砲に恩恵が多い優勢火力。
ただひとつ、ユーゴをやっていくうえで問題になるのが人的資源問題。
時期にもよります(イストリアなどを回収できればちょっと増える)が約16~17Mくらいが中核州のMax。
トルコやハンガリー、ギリシャのように、ディシジョンで大幅に本土人口が増えるわけではないのです。
そのため、本土の人間で失える量は1M~がんばって2Mくらいと、かなり人は大事にしたい国。
だからこそ『ユーゴのNFを活かして』領土を広げていくこともできますが、今回は『周りの国をすべて飲み込むくらいの勢い(そういう実績もある)』で工場1000を目指していきます。
オーストリア・ブルガリアを騎兵突破

オーストリア・ブルガリアを倒す理由としましては『将来的な枢軸国の弱体化』を狙っています。
※史実でもユーゴは四面楚歌の立地。早めに敵を減らして吸収することは、かなりユーゴにとって負担が軽くなる。
特にオーストリアはドイツの中核州となる場所で、これを放置しますとドイツのパワーはさらに伸びてしまいます。
ブルガリアも放置しておくと数十個師団を最終的にははなってくるので、つぶせるのならば早めにつぶしておきたい存在になります。
逆にルーマニアなどは国力的にはとても優秀な国ですが『内戦直後のユーゴで倒すのはかなりしんどく』今回は放置。
とはいえ、倒せない方法がないわけではなく、それが英仏の独立保証をもらうことにも絡んできます。
古き同盟の補強でガンガン拡張することも可能

今回のプレイでは行えませんでしたが、ユーゴスラビアには英仏の独立保証をもらえる(可能性のある)古き同盟の補強というものがあります。
これは国際緊張度が25%を過ぎたあたりに、英仏が独立保証をしてくれる場面(イベントではなく唐突に)というもので、これを活かしてガンガン拡張することもできます。
具体的には中南米(アメリカがすべて独立保証している)と同じ状況が起こり、例えば中米通しのメキシコからグアテマラに殴っても、アメリカは介入してきません。
(これはメキシコとグアテマラ両方にアメリカの独立保証があるため、仕組み状アメリカはどちら側にも参戦できない形です)
それと同じことを欧州でもすることができ、ユーゴが英仏の独立保証をもらえればほぼ無敵。
国際緊張度が上がってもルーマニアやハンガリー(仮に拡張先に英仏の独立保証がついても、こちらもついているので無視)で拡大することができます。
→ただし途中で連合や中華統一戦線に入られる可能性はある。
※なお余談ですが、これと同じことをルーマニアの左ツリー(大ルーマニアの保持)でも行えます。
ただ、僕がそんなバルカン半島の独立保証を無視して、全部食えるぜやったー! っていうのをやらなかったのは、縛りプレイではないんです。
英仏の独立保証は枢軸国などの別陣営に入ることで、消滅します。
すなわち独の力を借りながら英仏の独立保証を受けることはできないのですが、どうしても枢軸に加盟し、手に入れたい土地がユーゴにはあります。
そう、人的資源の宝庫たるインドネシアとオランダです。
国力の増加を目指してインドネシア・オランダ・ハンガリー

いつもいつも僕のAARで犠牲になってしまっているオランダ君(すまない)ですが、一つ注意点があります。
それが、国際緊張度が40%を超えると連合入りされる可能性があるということです。
単純に、40%になると連合に入る条件がそろってしまうので、戦時中にオランダが連合入りしちゃうよ、という注意点です。
したがって、これを回避するためには40%未満のうちにオランダを倒しておくのがベストになります。
すなわち、チェコスが併合され後とかではもう手遅れなことが多く、だからアンシュルス(今回はないが)あと(38年中ごろ程度)で、ぎりぎりOKかなぁ、というのがオランダの安全併合可能時期。
オランダは独蘭の国境部1プロビに上陸できれば、あとは独から補給と陸路輸送が可能です。(若干せこい手ではあるが)
1938年にもなると沿岸部の国境プロビにもオランダ軍が配備され始めますが、37年中ごろぐらいならオランダの徴兵可能デバフ上師団がいないことも多いので、オランダが良く被害にあってしまうのは倒しやすさも原因です。
なお、このころのユーゴは既に歩兵と砲兵を組み合わせた火力強めの歩兵師団ですので、上陸さえできてしまえば、あとは楽なお仕事。
ロッテルダムだけ、渡河ペナルティがきついので、上手く川の無いところから攻撃するか、包囲して物量、または強攻等でこじ開けましょう。
続いてハンガリーですが、この国はトリアノン条約が破棄されることによってファシ化します。
=英仏が通常の独立保証をしてくれる対象から外れます。
=ユーゴが拡張できます。
=オーストリア・ブルガリア・オランダ(+インドネシア)のICを使ってゴリ押しできます。
という流れです。
ハンガリーは元々の軍需工場数が6と、中々の軍需国家ですので、併合できるときはもらっておいて損はありません。
これでひとまず、今回の初期拡張は終了。
連合戦直前の状態で工業力は125と、イタリア以上のパワーを持って大戦に望めます。
英仏とベネルクスの大部分をとるために

連合戦でやらなければいけないことは、今回大きく分けて3つ(正確には4つ)です。
1:ベルギーにあらかじめ正当化し『ユーゴ領の』オランダからベルギー・フランスを倒しに行く。すなわちヴィシー政府を作らせない。
2:画像のように空ていでイギリスに上陸して貢献度を上げるほか、ポーランドなどでも事前に活躍する。(この時ギリシャやルーマニアにはあえて拡張しない(下手に独伊が強化されても困る))
3:スイスに正当化して、今後にもらう予定の傀儡フランスとユーゴ領をつなぐ。
4:言わずもがな英仏の傀儡化と、可能であれば東南アジアのゴムを確保。
今回のドイツはオーストリアの軍を吸収できていないので、いつもよりは数が少なく、貢献度も低いです。
とはいえ、ドイツのAIは優秀なので、できる限りのICは渡したくないところ。
そのためには英仏の大部分をドイツに握られるわけにはいかないため、この4つが必要事項となりました。
大戦はいつも通りの消化試合なので、詳細は割愛しますが、オーストリア軍がいなかったことで、ドイツはポーランドに若干苦戦。
イタリアも植民地を守れず、また独伊ともにベネルクスやスイスに事前配備できるほどの軍はなかったため、ユーゴ軍はすこぶる快調。
最終的に連合戦後の欧州は以下の形にまとまりました。
連合戦の結果。

第一請求でベネルクスとフランス国境部とスイス、また英仏の傀儡化が完了し、独伊を囲むようにユーゴ領が拡大。
フランスは西部と大部分のアフリカをユーゴ・独に持っていかれながらも傀儡化、イギリスもスコットランドを失いながらもユーゴの傀儡に。
ほか、マラヤ・オーストラリアの大部分とインドの傀儡化に成功しました。
(逆に独伊はほぼアフリカとポーランドしかもらえてなったので、かなり大満足な結果)
枢軸戦へ向けて空軍の拡張

ドイツはメフォ手形の返済をせっせと行っている中、ユーゴは英仏の傀儡からくる工場を使い、対独伊のため空軍(特に戦闘機)の生産を推し進めます。
最終的には枢軸戦に7000機『36:1450 40:2450 44:3000機』ほどを用意。
というのもユーゴスラビア『本気を出せば44年式の戦闘機を出すのはめちゃくちゃ早い』国で、空軍はかなりの強さ(技術)を持った国なんです。
それに加えまして、インドネシアが運よく軍国主義をとれたこともあり、300個を超える傀儡師団が用意可能。
人的資源の無いユーゴプレイにおいてはかなり今回大助かりで、これで何とか独伊とも正面から争えます。
ソ連と組んで独伊を挟み撃ち


(頼りないとはいえ)大国ソ連と挟み撃ちしても、特にドイツは強固な防衛を築いてきます。
言わずもがな制空はこちらが有利なんですが(技術的に)、歩兵師団の質が同程度なので、地形ボーナス的には相手が有利傾向。
イタリアは陸軍の質が低いため、かなり早い段階で降伏に持ち込めましたが、ドイツ相手には歩兵と野砲だけでは足りません。
そこで、対戦途中(制空の有利がはっきりしたタイミングから)戦闘機→CASの生産に全力移行。
支援機の恩恵を全力で活かし、比較的平たい場所の多いドイツ北西部を中心に、ベルリンへ向けて進軍いたします。
そんな中、ドイツはソ連にどんどん進むので(やっぱりこの国、生産量がえぐい)と思いつつも、何とかドイツを撃破。
ソ連はユーゴと手を組んだにもかかわらず被害が9M。
対してうちも被害は少なくなく、ユーゴだけで約700Kの損害をだしました。
しかし、人的が底をつくレベルではなく、これはソ連を倒すチャンスだと対ソ戦へと向かいます。
日本・トルコと組んだため……

事の始まりはソ連がNFでトルコに攻め入ったこと。
そのトルコを受け入れた日本がソ連戦に参戦したことで『欧州はがら空き』
もちろん、対ソ戦前の時点で国力はIC600を超えていたため、正面戦争でも勝てる用意はしていたものの、かなりラッキーに進軍。
これは対ソ戦終了直前の被害でわかったことですが、なんとユーゴ軍の被害たったの57K
陣営全体でも220Kほどだったんで、挟み撃ちしたとはいえあまりにも被害なく(悪く言えばあっけない形で)対ソ戦は終了いたしました。
これにより、ユーゴスラビアは欧州の大国を飲み込み、IC1000越え(貿易分含め)を達成。
もう1000近くまで行けば『おおむね世界征服が可能な妥当ライン』に迫るため、今回のゲームはここで終了です。
まとめ

※ロシア戦直後の講和結果。こののち建設でIC1000を達成。
残る大国は日米だけですが、これらは英仏の海軍で海を黙らせ、日本は装甲付きの海兵師団(補給に注意)で広島に上陸すれば倒せますし、逆にアメリカは『ベリーズがあるので兵站を整えながら、地味な防衛戦で勝つ』のが楽な形だとは思います。
※どちらにせよ『勝てる国力はあるが、かなり面倒なのは事実』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで、ユーゴスラビアをプレイしてきましたがいかがだったでしょうか。
バルカン半島の中でも、あまり強くない(国民精神上)といわれているユーゴですが、しっかり理解して拡大していれば1943年でIC1000を達成できます。
(もう少し早く終わらせる方法もあるが、それはちとせこいのでまた別の機会があれば)
みなさんもぜひ、ユーゴに限らずですがハンガリーのオーハン。トルコのオスマン。イタリアのローマ。そしてギリシャのビザンツのように、さらなる大国を目指していくプレイをしてみてはいかがでしょうか。
といったところで、今回はここまで。ご一読ありがとうございました。