皆さんこんにちは、ヘルニアです。
今回は海軍の戦艦について、より掘り下げていく回になります。
その名も『戦艦の31・36ラインについて!』
なんですが、海軍さっぱりな方は何のこっちゃと思いますよね。でもこれを知ることによって、より高度な大規模海戦でも有利を作ることができます。
ということで、まずは31と36とは何なのか、そこからご説明していきます。
31と36とは、戦艦の大型砲1・2型の貫通力のこと
まず大前提として、戦艦は(超大型戦艦を除き)最大の火砲攻撃力と最大の装甲値を叩き出せます。
でもって超大型戦艦と違ってあくまで一般的な存在であり、主力艦の最も骨となる基盤の存在です。
HOI4の海戦では、軽巡の強い方がおおむね勝利しますが、あまりに大型艦の差があると負けてしまったり、あるいは勝つには勝ったが大型艦が大破していたりすることはよくあることです。
そこで戦艦運用の基盤として覚えてほしいのが31・36ラインというものになります。これは小見出しの通り、36年時点で使える1型砲と2型砲の大口径砲貫通力を示しています。
※大口径砲貫通力とは、主に重巡や戦艦など後衛艦の装甲をぶち抜くために扱われる貫通力である。これが艦の装甲値を越えると、問題なくダメージを与えられる。
戦艦が長生きするためには、この大型砲の貫通力を上回る、重装甲を持つことが非常に重要です。その基準となる数字が、31と36になるわけですね。
初期戦艦のほとんどは一型大型砲
ビッグセブンと呼ばれる日英米の7隻を除外すれば、他の戦艦は全て1型大型砲を搭載しています。
したがって、戦艦が越えるべき最初の装甲値が31のラインになります。
対する戦艦の装甲2種類(1型・2型)は、下記のものになります。
「お! 二型装甲が一型砲の貫通力と同じじゃん! これなら二型装甲さえつけていれば、ひとまず安心だね!」
……というわけにはいかないのがHOI4の難しいところです。そもそも初期戦艦の中に、二型装甲を付けた戦艦はおそらく存在していません。僕の見落としかもしれませんが、建造中の戦艦含めて装甲は皆1型(装甲値26)です。
ですので、このまま何の対処もしないと、初期戦艦は敵の大型砲攻撃を容赦なく食らってしまいます。せめて一型大型砲の攻撃を何とか耐えられるよう、様々なバフを使って装甲値を上げなければいけません。
装甲を上げる方法にはいろいろありますが、以下の優先度(重ね掛けできるので複数採用可)で試してみると良いでしょう。
・防御力の高い提督。および主力艦装甲値を上げてくれる提督を戦艦含めた艦隊に任命。
・海軍の演習を行い、練度レベル3で防御力上昇。
・政治力を用いて、主力艦の装甲値を上げる海軍長官などを雇用。
・海軍ドクトリンで主力艦装甲を上げてくれる『洋上要塞』を研究。
これらを重ね掛けすることにより、一型装甲の値がなんとか一型大型砲を上回ります。これで、初期からある戦艦がようやく海戦で力を発揮してくれるんですが……。
残念ながら、貫通力Upにより31、36ラインは上昇する。
アメリカなど、研究に余裕がある国は、この大型艦貫通力を上げるバフを取ることが容易です。
これ一個取られるだけで、今まで苦労して強化してきた装甲31のラインが上がってしまいます。
→したがって、マルチなどで大規模海戦がある場合は、この貫通力アップバフというのは大きな利点になる場合がある。これは戦艦だけではなく、軽巡などにもかかわってくる問題になる。
とはいえ! 海戦を続けた結果、練度Maxの5になることだってあり得ます。そうすることでさらなる重装甲を手にすることもできますので、これ一個取られただけで、全ての初期戦艦の戦闘力がガタ落ちするわけではありません。
また提督のレベル(防御レベル)が上がることでも、防御能力は上がっていきます。
積み上げてきた装甲値の上昇は、決して無駄じゃなく、次の二型装甲と大型砲にも役立つので、ぜひ実践してみてください。
36ライン。二型大型砲と装甲について
さて、ここからが戦艦運用の本題です。
まず二型大型砲というのは非常に優秀であり、この貫通力36というのは、旧式戦艦(正確には一型装甲)を容赦なくぶち抜いていきます。
相当指揮官のレベルと船の練度が上がらない限りは、二型砲が一型装甲にはじかれるという事はないので、二型大型砲さえ戦艦につけていれば、ひとまず攻撃力としてはGoodと言えるでしょう。
この二型大型砲を持っているのは、先ほど述べたビッグセブン。フランスのリシリュー、イタリアのリットリオ×2、ドイツのシャルンホルスト×2隻ぐらいのものです。
それだけレアという事になりますが、プレイヤーが設計する戦艦には普通に搭載できますので、新戦艦を作る場合は二型大型砲を採用しましょう。
そして新戦艦の装甲もまた、二型(装甲値31)にすることをおススメします。初期段階では一型大型砲をぎりぎりはじけるぐらいですが、一型装甲の時に説明した装甲を上げる4つの方法を複数採用すれば、二型大型砲をはじくことも難しくはありません。
これにより、火砲による攻撃は三型以上でないと受け付けない、素晴らしい装甲を持った戦艦が誕生するのです。
→むしろ、この重装甲に対抗するために軽巡等の魚雷が活躍する。
この36ラインさえ越えることができれば、もう対AI戦では十分な装甲値になるでしょう。
大型艦数が多少不利であっても、敵の攻撃をはじける戦艦が用意できれば数のさもひっくり返すことができると思います。
▽ポイントを押さえた簡易戦艦設計は以下のような感じ。小国が戦艦を造る場合、防御とコストに優れた、これぐらいコンパクトな設計の方が扱い易い。
まとめ
ということで、戦艦の設計と強化の基盤となる、31・36ラインについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
旧式戦艦をぜひとも活かしたいという方や、無駄なく海軍を使いたいという方は、ぜひこの基準を越えた運用を心がけてみてください。
といったところで今回はここまで。ご一読ありがとうございました。