皆さんこんにちは、ヘルニアです。
今回は海軍運用方法ソ連編という事で、ソ連海軍の特徴について解説していきたいと思います。
ソ連海軍の現状を確認
ざっくりいうと、ドイツ寄りマシ程度といったところでしょうか。
戦艦3隻に軽巡5隻と、言わずもがな英米日に正面から挑めるような海軍力ではないです。重巡もないので、後衛艦戦力は七大国最弱レベルといえます。
その代わり潜水艦は数が多く、旧式の潜水艦はムリに増やさなくてもよいくらいです。制海権を確保するためでなければ、初期の潜水艦生産ラインは見直して、50隻しかない輸送船を増やすのが賢明です。
なお、ソ連の場合に限っては最初からこれ全てを自由に使えるというわけでもなく、一つ注意点が存在します……。
閉じ込められた艦隊
ソ連の王道初期拡張というのはトルコに正当化して独立保証しているルーマニアも食べることですが、これには海軍的なメリットが存在します。
というのも、トルコの抑えるボスポラス海峡によって、黒海の貴重な戦艦や軽巡洋艦が閉じ込められてしまっているのです。
だからトルコを倒し、このボスポラス海峡を海軍(軍艦)が通れるようになれば、戦力の集中運用がしやすいという事なんですね。
(逆に言えば、トルコを倒さないと黒海の海軍はほぼ永久に閉じ込められたままです)
だから、もし対日戦などを想定している場合は、戦力集中。また海岸線の州獲得のため、トルコ・ルーマニアを確保しておくと良いでしょう。
北極海域
冬の時期を中心に、バルト海の海は凍り付き北極海域という面倒な状態に変化します。
これはポジション値などにマイナス要素が付くのですが、とにかく厄介なのが軍艦行動中消耗することです。例えば海軍をこの状態の時に演習(訓練)させると、じりじりと耐久力が減ってしまうのです。
言わずもがな、そうなってしまったら軍艦を修理しなければならなくなり、本来造るべきだった軍艦の生産があと少しで間に合わなかったり、輸送船の生産数が若干伸び悩んだり、最初から消耗していた関係で勝てる海戦に勝てなかったりと、あまりよい事がありません。
ですので、冬の時期に海軍を行動、演習させることは(バルト海より上では)極力回避するのがソ連の理想です。
夏場はこの状態になることはないので、演習で練度を上げるのはその時期にしておきましょう。
特徴的な提督と粛清
ソ連海軍一番の見どころは、やはりその人材にあります。
特に、政治力を支払って雇える海軍長官などは充実しており、とりわけ大規模戦闘(>時点で潜水艦)の扱いに長けています。
海軍長官のイヴァン・ユマシェフは輸送船と潜水艦以外の攻撃と装甲を10%上げてくれる、海軍的にはほぼ天才の能力値であり、そこに軍最高司令部のゴルジェーイ・レフチェンコ(主力艦攻撃・装甲+10%)がそろえば、戦艦はかなりの硬さになります。
また艦隊に割り当てる提督も素晴らしい方がおり、特にアルセニー・ゴロフコとフィリップ・オクチャーブリスキーはよく使う提督になってくるかと思います。
前者のアルセニーは、スキルレベル4と平均ステータス3以上のバランスよい底上げをしてくれるだけでなく、地形特性「氷海海戦専門家」を唯一初期取得している提督です。
これにより、万が一先ほどの北極海域で戦闘が起きても、彼ならそのデバフを軽減して戦うことができるんですね。
バランスが良く特徴的な人材なので、かなり重宝するでしょう。
対してフィリップはソ連海軍の鬼の装甲要因で、初期装甲レベル2と鋼鉄の古強者で主力艦装甲は+20%。
さきほどの顧問と合わせれば、任命と取得するだけで、主力艦装甲が1.4倍に跳ね上がるとかいう超大型戦艦もびっくりな人材です。
(26×1.4=36.4なので、海軍の練度を一般以上にしておけば初期のポンコツ戦艦でも長門(二型大型砲)の砲撃に耐えられる。(ちなみに前者のアルセニーも防御値が高いので同様のことが可能)こんな国が戦艦十数隻も持ったら、魚雷か空軍でゴリ押すしかなくなる)
良くも悪くもスキルレベル2で完成した提督ではないので、レベルが上がっていけばより硬く、より強い提督になってくれるでしょう。
ただし、ここまではあくまで理想のお話で、実際は大粛清によって使えない人材が発生してきます。とはいえ、ファシ化か民主化してしまえばそのデメリットも回避することが可能で、ソ連の海軍を使いたいのであれば、イデオロギーを変更してしまうのが一番良いでしょう。
輸送船か潜水艦か主力を後半に仕上げるか
ソ連には大量の資源も、工場を建てる土地も最初からありますが、初期の造船所数はたったの6と大規模な拡大はできません。
加えて、将来的にドイツと戦うことがほぼ必然であり、海に振っている余裕はほぼ無いといっても間違いではありません。
とはいえ、最初に述べたようにこの国の輸送船はたったの50隻ですから、これではいくら陸続きのソ連でも、貿易やレンドリースに問題が発生してきます。
大規模に拡張しない(あるいは独ソ戦に集中する)のであれば、最低限の輸送船生産はしておきましょう。
逆にイランなどを獲得することができたのならば、インド洋などで潜水艦による嫌がらせ通商破壊が可能です。
とりわけマルチでは独英が組んでソ連に攻め込んできたりというパターンも考えられます。そういった場合は独に流れる大量のゴムを潜水艦で通商破壊してやりましょう。
上手く味方がそろえば(イタリアやブラジル等)、大西洋の石油ラインも狙っていけるかもしれませんね。
しかし「それ以上に大艦隊を造りたいんや! (ロマン)」と思う方は、NF「NKVD優先」で正当化時間を半分に抑えて大拡張し、ウクライナなどに造船所を大増築して、戦艦と軽巡洋艦をそろえていきましょう。
それでも、ソ連大艦隊が暴れられるのはゲームのかなり後半ですが、戦艦の質(装甲)の良さは天下一品なので、あとは空軍の集中運用に気を付けて戦っていきましょう。
上手くいけば、超大型戦艦装甲100越えもソ連なら実現可能です。
まとめ
と、ソ連海軍の特徴をまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
プレイヤー様の目標。縛り。マルチルールなどにもよりますが、ソ連海軍を形作るにはまずはトルコ・ルーマニアの獲得。イラン確保でインド洋への介入を可能にするなど、より幅広い場所で戦えるようにしておく必要があります。
そして、中小国の吸収によって手に入れた工業力を用いて、盤石な大量の潜水艦。またはロマンあふれる大艦隊を造ってみてはいかがでしょうか。
といったところで今回はここまで。ご一読ありがとうございました。