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HOI4 艦隊保全主義について

 皆さんこんにちは、ヘルニアです。

 本日は海軍ドクトリン、艦隊保全主義についてを解説していこうと思います。

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まず艦隊保全主義の特徴(長所)は?

 艦隊保全主義の特徴を一言で表しますと『基本に忠実で扱いやすい』というのがまず挙げられます。

 なぜ扱い易いかというと、全体的に満遍なく海軍を強化してくれるため、他の基地攻撃等と比べ様々な状況に対応しやすいことが理由です。



 かといって、特徴のないドクトリンかと言われますとそうではありません。長所もあれば短所もあり、その長所の中にまず「扱いやすい」というものがあるということは前提として覚えてください。

 逆に艦隊保全主義を扱えないようであれば、他の二つのドクトリンを活かすことはほぼ不可能です。それだけ初心者様向き(初めて使うドクトリン向き)と考えることもできるでしょう。

『戦艦+軽巡=最強』を徹底的に活かす

 海軍の大規模戦闘において、戦艦+軽巡の組み合わせは鉄板かつ最強です。

 どのドクトリンにしても、戦艦+軽巡という組み合わせが一番海戦に強くなる編成ですが、とりわけこのドクトリンは戦艦を強化し、大規模海戦に強くなるようにバフをかけていきます

 逆に軽巡洋艦はあまり強化されないので、そこは生産数と質(設計)の良さで補っていきます。少しややこしいので詳しくお話しますね

軽巡と戦艦の「装甲」と「火力」で叩き潰す

 まずHOI4の艦の中で、最もコスパよく様々な敵を片付けてくれるのは軽巡洋艦です。小口径砲の火力で敵前衛艦を薙ぎ払い、魚雷で敵大型艦をぶっ潰してくれます。

 だから海軍生産の中で、最も重点的に作るべきなのは軽巡というのが現状です。

 ただそんな軽巡洋艦にも弱点がありまして、軽巡『のみ』で戦わせるとそこまで強くはありません。というのも、重巡以上の大口径砲にはもろく、軽巡VS軽巡+主力艦となると、ボコボコにされます。

 ※大口径砲は本来、敵の戦艦等、後衛の船から狙う。が、後衛に船が一隻もいなかったら、前衛の軽巡に当然狙いを定め、結果軽巡が大口径砲にボコボコにされるという仕組み。

 そこで登場するのが、こちら(味方)側の戦艦になります。
 『軽巡・戦艦VS軽巡・戦艦』の戦いになれば、軽巡VS軽巡/戦艦VS戦艦といった前衛艦と後衛艦、それぞれの数と質の勝負になります。

 そこでこの艦隊保全主義ドクトリン(のバフ)では、このような勝ち方(方針)を目指していきます。

『軽巡洋艦は最優秀な奴をたくさん量産して数で勝っていこう。最優秀を量産するんだから、バフは控えめでいいだろう。
 その代わり、敵の大口径砲から軽巡を守る戦艦(後衛艦)に大きくバフを与えよう。戦艦はそう簡単に造れないからな。旧式艦含め、攻撃・統制・装甲・対空を上げ、大規模海戦で良き盾役、良き攻撃役に育て上げるのだ!』

 というのが、このドクトリンの本質的な部分の一つです。

 要は、軽巡勝負で絶対的に有利を作れるという信頼を前提に、主力艦を大強化して、前衛でも後衛でも勝っていこうということです。
 だから正々堂々、正面切っての大規模海戦を何よりも得意としています。

 だから、最初から戦艦も軽巡もそろっている大国こそ、この艦隊保全主義を最も活かせることになってきます。

 とりわけ、イギリスなんかは大型艦15隻に軽巡30隻以上。圧倒的ロイヤルネイビーなので、この艦隊保全主義を進めていけば小国など瞬殺。鬼に金棒です。

戦艦隊の集中運用

 最初から二つ目、『打撃部隊の組織率損失-20%』から見て取れるように、哨戒からの打撃部隊こそが、戦闘で一番得意としています。

 これにより、より万全な状態で海戦に突入することができるのです。

洋上要塞

 主力艦の装甲を引き上げてくれる洋上要塞は、シンプルながらもぜひとっておきたいドクトリンです。

 詳しくは戦艦の31・36ラインに記載されているので省きますが、戦艦の装甲値が31を越えてくると、かなりの低被害で大規模海戦に勝利することができます

 海ドク研究による海戦で有利を作りたい場合は、最優先でとりたいものの一つですね。

巨大戦艦隊

 艦隊保全主義最後を飾るこの研究は、主力艦10隻以上を誇る国では恩恵が大きいです。

 主力艦攻撃+10%、対空攻撃にも10%と攻撃・対空両方にバフが付くほか、主力艦の指揮統制強化に機雷敷設強化のおまけつき。

 主力艦だけでなく、海軍全体を強化してくれるものなので、日米のような大国とのガチバトルでは欲しくなってくるバフです。(とりわけ対人は)

前半は強い艦隊保全だが、後半は空軍に悩まされる

 海軍のみで考えれば、艦隊保全主義ドクトリンはほぼ最強です。
 上記した通り、最強の組み合わせである戦艦+軽巡の組み合わせを重点的に強化してくれるものですからね。

 しかしゲーム後半になればなるほど「空軍」の機体数が爆発的に増えていきます。すると、敵制空権下で何の対策もしないと、海軍攻撃でボコボコにされてしまうのです。

 これは艦隊保全主義が考えなければいけない問題の一つで、というのも貿易阻止の潜水艦と違いこちらは、代えが効きにくい(再建に時間がかかるの)です。

 一応、海軍の対空攻撃バフも存在していますが、よりにもよってそれは最後の研究です。(とっていない可能性の方が高い)
 そこで代替案として、より優れた火器管制の研究と三型副砲の研究搭載が理想になってきます。(※もちろん、制空権をとる戦闘機の開発生産努力は前提として)

 火器管制は主に砲攻撃力を上げてくれるものですが、後半になると対空にもバフを付けてくれる装備です。
 三型副砲は、二型装甲をぎりぎり越えられる貫通力を持つだけではなく、対空攻撃をもしてくれる優れものです。

 要は何が言いたいかと申しますと、ゲーム後半になればなるほど(神風含む)海軍攻撃がひどくなっていくので、空軍で対抗するか対空設備を強化した方が良い(あるいは両方)。という事です。

 裏を返せば、それだけの生産力と研究力を要求されますから、戦艦すら作れない(奪えない)小国だときついかもしれません。

護衛による対潜作戦

 さて、戦艦の強化だけでなく、護衛効率が大きく上がるのもこのドクトリンの長所です。

 護衛は通常軍艦1隻で5隻の輸送船を守ることができる(1海域)のですが、それの効率を最大45%、約1.5倍まで上げることができます。
 ※Ver1.6時代は一隻で2隻の護衛になっていますので、ご注意ください。

 まぁ、5隻守れるのが最大7隻ぐらい守れるようになると思ってくれれば、おおよそOKです。

 なお、これは海軍ドクトリンのみで考えた場合なので、実際は提督の艦隊協調性バフがのりもうちょっとだけ、効率的に護衛をすることができます

 とはいえ、ほぼ護衛効率の上がらない貿易阻止と違い、護衛能力はトップクラスで強化されます。

 通商破壊の的になるイギリスがほぼ確実に艦隊保全といわれる所以は、むしろこちらだったりします。 

機雷敷設による潜水艦活用

 艦隊保全にはまだまだ長所があり、唯一機雷敷設効率にバフが付きます

 これが何を意味するかといいますと、より潜水艦の活動に幅が出てくるという事です。

 潜水艦は主に通商破壊がメインタスクですが、旧式(1・2型)は耐久力や隠密性の問題から、正直言うと通商破壊には若干不向きです。

 そこで、旧式潜水艦を改修し、機雷敷設で制海権確保のサポートや敵上陸へのデバフ。また哨戒艦隊への間接的サポート(敵軍艦速度ダウン)などを狙っていく戦い方が増えるという事です。

 海上艦にももちろんバフがかかりますが、何より貧弱な旧式潜水艦に役目を与えることができるのが、大きな意味合いを持ってきます。

 言わずもがな、ドクトリンとは別に潜水艦の機雷敷設にはバフ研究もありますからね。

新型潜水艦にもそれなりのバフを

 流石に貿易阻止までとはいきませんが、潜水艦関係の研究も4つ用意されています。

 これにより、新型潜水艦であれば問題なく、通商破壊や哨戒任務が行えるように強化してくれます。

 むしろ艦隊保全主義の中で海上探知が唯一上がるのは潜水艦のみなので、ゲーム後半では潜水艦による探知が理想になってくるでしょう。

空母と重巡の補助的運用

 重巡はそれなりに、空母はまずまずですがバフがのっかります。

 艦隊保全主義での重巡と空母は補助艦の意味合いが強く、重巡は護衛(駆逐)艦隊の補助や、航空機格納庫を付けてこれも駆逐と組み哨戒艦隊に。

 空母は対潜戦力として打撃部隊に編入したり、高速準主力艦隊として駆逐・重巡とコンビを組み、潜水艦絶対沈める艦隊に仕立て上げたりするのが良いでしょう。

 余談だが、高速準主力艦隊は上陸支援に転用できるし、手動操作で戦場に介入させることもできる。手動操作ならば、めちゃ不利な戦場にぶちこむことはプレイヤー判断で回避できるので、一番使い勝手が良かったりする。

 VER1.7になってからは、空母の潜水艦探知が最終的には50%上がるようになりました。潜水艦探知は7.5と、新型ソナーを付けた海上艦とほぼどっこいぐらいになるので、燃料に余裕があるならば空母を哨戒用に回してみても活用できるかもしれません。

まとめ

 ということで、艦隊保全主義についてご説明していきましたがいかがだったでしょうか。

 艦隊保全主義は植民地(本国との飛び地)が多い、いわゆる守るものが多い大国向きのドクトリンです。

 打撃と護衛の重点強化を行ってくれるのもそうですが、機雷敷設や潜水艦強化と他ドクトリンと比べ、平均的に能力を上げてくれます。

 それ故にいろんな状況で扱いやすく、最も手ごろで強力なドクトリンといえるでしょう。

 とはいえ、それを活かすためには工業力と、何より対空戦の対策を考えておくことを忘れずに用いていきたいですね。

 といったところで、今回はここまで。ご一読ありがとうございました。

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