オッスオッス。こんにちは、ヘルニアです。
今回は私初のカイザーライヒで、ロシアをプレイしていこうと思います。
BOOST様の動画を扱わせていただくことになり
嬉しいことに、今回の記事でも動画投稿者様の動画を扱わせていただくことになりました。
第三回目の今回はBOOST様の動画で、KRのスペインをプレイしています。
BOOST様の動画は(上記に紹介したスペインに限らず)ですが、僕はプロっぽい作りだと思っているんですよ。
言い換えると「必要のないところをしっかりそぎ落として、動画を量産しつつ、視聴者を楽しませるタイプ」の方だと思っているんです。
話者が一人であることもそうですが、今回プレイする国の経緯や特徴を簡潔に説明。
見てる分にも楽しいし、実際やる側に立ってもそういう背景がこの動画によってわかるため、プレイ時の楽しさが増大します。
それでいて週何本も投稿されていますから、無駄なく面白い動画を作れるのは凄いなぁ、と思うところ。
既に動画作りの軸が確立している方だと思うので、毎回安心して面白い動画を届けてくれます。
で、今回の僕はそのBOOST様にあやかり、KRのロシアを遊んでいきます。
えっ、なぜスペインでなくロシアかだって? なぜならすごい楽しそうな国だと思ったからなんですよ。
縮小した領土の回復
まずカイザーライヒってなんぞやって方に説明いたしますと(僕も今回初めて扱う立場ですが)一言で説明すれば「ドイツが第一次世界大戦で勝った」というIFの世界です。
そのため、この世界ではドイツが広大な勢力圏を手に入れ、負けた英仏はアフリカやカナダに亡命し、サンディカリストの新たな英仏が登場……などといった、説明しきれないほど細かいところまで作られている大型MODなんです。
だって中南米にすら専用のNFが用意されていたりするんですよ。
これを時間かけて作っていった方々は、本当にすごいと思います。
それこそ、HOI4の操作は変わらず別ゲーになったみたいな感覚なんですが、ここで重要なのは「今回プレイするロシアはどういう状態なの?」という話。
史実でもありました「ブレスト=リトフスク条約」により、ベラルーシやウクライナなどはドイツ側に持っていかれたうえ、条約の賠償金や内戦の疲弊などもあって経済が悪化。
それによりコーカサスや中央アジアの人たちは「チャンス」ととらえ独立。
えらく簡単にまとめましたが、要は「大戦や赤軍との内戦でボロボロになったうえ領土も減り、おまけに国内もがたがた」というのが今のロシアの状態。
そのため今回のプレイではやりませんが、ソビエトになることも可能としており、詳しくはBOOSTさんのHOI4Part54・55を参照。
始めてやる僕なんかより、よほどきれいに流れを教えてくれます。
ズタボロのロシア
それでは、ロシアをプレイしていくわけですが、ロシアは序盤からクライマックス級に悪いイベントたくさんです。
ただでさえ、バニラのソ連に比べ工場も資源も少ないのに、まずうちのケレンスキー大統領が暗殺。
こんなの序の口で、ブラックマンデーという「KRでの世界恐慌」みたいなイベントが起こり、消費財や安定度などを圧迫。
加えて先にお話しましたブレスト=リトフスク条約の支払いをドイツにしないといけなかったり、労働者がストライキを行ったりとてんやわんや。
まとめますと、これらのマイナスイベントにより「全然工場が立たない!」
軍需工場も安定度が-30%とかになって「一日六丁の生産? ふざけんなよぉ~~!」
というぐらい、内政系(特に1936年)が進みません。
おまけに、NFも最初ロックされていて何にも取れない。
ロシアなのに志願兵+領土縮小もあって畑から人が取れるどころではなく、予備人的資源まさかの0。
ついでに言うと歩兵装備も80kほど足りない。(でも一日の生産量は、指で数えるぐらいの銃しか作れない)
という、面白いくらいド底辺なところから始まります。
次のリーダーは誰か?
さて、先ほど序の口とか言ってしまいましたが、ケレンスキー大統領が暗殺されてしまったことはロシアにとって大きな転換点となります。
赤軍ルートなどを含めれば8ルート(とらえ方によってはそれ以上)のルートがこの後存在するのですが、今回はロシア帝国に向かうルートで行きます。
言わずもがな、このどこに行くか(誰がトップか)という方向性(政権)によって、受け取れるバフなども当然変わってきます。
まず「ケレンスキー暗殺の影響」というイベントで一番上の「左翼エスエル・メンシェビキ連立がドゥーマで過半数を確保する」を選択。
次に「首相の就任」イベントで「妥協、パーヴェル・ミリュコーフによる自由主義政権」を選択でひとまずは取れます。
(1937年の序盤、3月ごろに政治ツリー解禁)
お話したよう、ルートがたくさんあるので、どれを取れば行きたいルートに行けるのかがちょっとややこしい感じ。
とはいえ、別NFになる赤軍以外は現NFのままだと思いますので、そこはある程度お好みで良いと思います。(たぶん)
対立する陸海軍
大しゅ……ゲフンゲフン、がないおかげもあり、陸海軍の人材は優秀な人が多いロシアなんですが、国家精神が足を引っ張ります。
陸軍(海軍)参謀本部の分裂により、ドクトリン研究時間がそれぞれ-75%。
こんな中ドクトリンをとるのは超大変なので、36年中ごろ(8月)には解放される、陸→海軍NFによって、このデバフ精神を消していっても良いと思います。
作りがとても面白く、各ドクトリンごとに専用NFが用意されています。
だから機動戦には機動戦の、大量突撃には大量突撃の研究ボーナスがもらうことができ、そのドクトリン長所に合わせた、バフや研究バフを受け取ることができます。
自分の得意なドクトリンを活かしやすい作り、にもなっていますので、ドクトリンいろいろ試してみたいなって方は差分を計ってみても良いかも。
ただし選ぶドクトリン(NF)によっては安定度が+でもらえるものもあれば、-になるものもあるので、そこだけはご注意を。
中央アジアの獲得
さて、1937年に入り、ようやくロシア一楽しいNFの取得ができるようになります。
言わずもがな、旧領の回復ができるツリーです。(1937年4月8日に解禁)
まずは小見出しにもあるように中央アジアの獲得。
バニラ的に言えばオーストリアを武力によりアンシュルスみたいな形で、カザフスタンとトルクメニスタン(に近い国)を戦争で手に入れていきます。
今回はトルキスタン・ハン国がアラシュ・オルダに宣戦布告したため、カザフスタン的なアラシュ・オルダを楽々後ろからさして一部ゲット。
残ったトルキスタン・ハン国も、ロシアの初期師団128個という数の力(もちろん全軍ではないが)を活かし、都市部を占領してイベントにより併合が成功。
トルキスタン・ハン国の方は山岳も多いので、イベントでゲットできたのはラッキーでしたね。
コーカサスへ向けて
さて、新領土も獲得しICも増え、少しずつ生産量も増えていくロシア。
領土が減ったっとはいえ、広大な土地からは取れる鉄鋼資源も多く、輸出による民需増加も大きいです。
(KRは中国などにこまごまとした国・軍閥が多いため、バニラより多くの国家が資源を買ってくれる傾向にある)
今度はアゼルバイジャンなどを目指し、コーカサスに進んでいきます。
ここからはバニラでいうチェコスロヴァキアのようなもので、下手をすると大国ドイツと戦争することになります。
というのも、このドン=クバン連合、そしてコーカサス三国にはドイツの独立保証がかかっており、ドイツとの交渉が失敗すれば欲しい領土の国+ドイツが敵になって襲い掛かってくることも考えられると。
言い忘れていましたが、ベラルーシやウクライナもドイツ陣営に入っているだけではなく、今回はフィンランドまでもがドイツ陣営なので、宣戦布告されたら防衛すらできるか危ういところ。
史実AIなんてものはカイザーライヒにはないので、運も絡むところなんですが、今回はドン=クバンでのクーデター(イベント)が成功。
争わずして、コーカサス三国への領土を回復いたしました。
またコーカサス三国のドイツ独立保証も消えており、NFで三国に宣戦布告して併合。
上手くいけば戦争せずとも併合可能な場合もありますが、基本的には(先ほどの中央アジアも含め)中核州として最終的には併合できます。
これらの領土獲得により、ICが増えたことももちろんですが、バクー油田の燃料が手に入ったのは嬉しい限りですね。
順調にいってると思いきや日本が攻めてきた
さて、着々と力をつけてきたロシアですが、ここでウラジオストック中心に存在するトランスアムール。
これは日本とつながりを持つ国なんですが、このトランスアムールがシベリアよこせといってきました。
まぁ僕としては「ただで1ミリもやるつもりはない」とイベントを無視したのですが、何と日本と一緒にトランスアムールが宣戦布告。
事前に国境に10個師団強ほどおいていたので、ぶち抜かれはしなかったのですが、それでも歩兵装備がまだ充足していないことなどから徐々に後退。
またカムチャッカの方にも日本軍が上陸してきたため、そちらも防衛。
残念ながら一度日本側の軍港をすべて奪われたうえ、海軍も初期のままで空軍も作れていないことから、ひとまずは防衛戦に専念。
ICが増えて、補給を整えられるようにある程度なってから、攻勢に出る予定です。
第二次世界大戦へ介入
日本側は防衛で日本の人的を削りつつ、内政を進めるロシア。
1940年手前には、陸軍の充足(野砲や対空砲も大隊追加)し、空軍の本格生産もスタートし始めたころ、この世界の第二次世界大戦始まりとなる、フランスのアルザス割譲の最後通牒が。
当然これをドイツ側は拒否し、独仏間で戦争が勃発いたしました。
この好機を逃すまいと、ロシアはまずベラルーシをNFで買収。
普段ならドイツが怒って攻めてくるそうなんですが、今回はスルーしたため、敵の戦力を一人こちらに吸収できるという、良い感じに。
こうなってしまえば、あとの敵はウクライナ・フィンランド・そしてドイツが主なので、仏と挟み撃ちするのであれば、ロシアの戦力で行けるとドイツに宣戦布告。
この世界では地味に強いウクライナもベラルーシも含めた広大な戦線で引き倒し、バルト三国(リトアニア・バルト連合公国)も大したことなく降伏。
フィンランドはスウェーデンがバックアップに入っていることもあって多少時間はかかりましたが、ノルウェーが仏側の陣営に入っているため、ここも大きな被害はなく倒すことに成功します。
ポーランを道路に
フィンランド・バルト三国・ベラルーシ(のちイベントで併合)・ウクライナ。
ドイツ陣営のこれらを屈服させたロシアが、最後に回復していない大きな土地として、ポーランドがあります。
ポーランドは今回のプレイではドイツ陣営ではありませんが、さすがにオストプロイセンの狭いところから進軍するのは厳しいので、領土回復を(建前に)ポーランドの領土を入手。
ドイツへの道路代わりに使っていきたいと思います。
なお余談ですが、KRでは占領政策をやさしめなものにしないと、占領地域が広がるほど大量の政治力を失います。
今までやった一国との争いなどはまだ気にしなくても良いぐらいですが、陣営戦で多数の土地を制圧するとなると、下手したら政治力がマイナスになることもあるので、注意しましょう。
話を戻しまして、ウクライナ、そしてこのころになるとスウェーデンの北部にまでロシア軍は浸透していたため、ICはさらに伸びて空軍生産は大成長。
最初は負けて、ポーランド戦初期はドイツ軍と互角の争いをしていましたが40年式戦闘機を改造したものを量産配備し、ドイツ空軍を駆逐。
同時に戦術爆撃機(のちシベリアの広大な州でも使えるよう、今回はCASではなく航続距離の長い戦術爆撃機をチョイス)を500機ほど任務につかせました。
そのおかげもあり、ドイツ陸空軍を徐々に徐々に押し込むことに成功しついにはポーランド降伏。
ポーランド軍が消えたことでドイツ東部戦線は事実上の半壊を迎え、ベルリンも陥落。
西からはフランスがやってきて、すでにラインラントを抑えていたのですが……。
オーハンとオスマンの介入
オーハンは共産英・仏の率いる陣営と既に戦っていたんですが、ドイツ陥落寸前で危機感を覚えたのか、突如としてロシアに宣戦布告。
同時に、既にコーカサスや中央アジア(オスマンはイランやエジプトとの戦争に勝利済み)と国境を接するオスマンも同タイミングで宣戦布告してきたため、優勢だった状況が一気にひっくり返りました。
さすがに両国、特にドイツと戦っている軍が包囲されかねないオーハンは放置できないので、そちらにドイツを西進中だった軍を割り当て防衛に。
オスマンはドイツからの少数の軍を割り当てるとともに、予備で作っておいた兵士を中央アジアに向かわせこれも防衛に専念。
幸いなことに、オーハンは既に英仏等と戦っており多少弱体化。(+ハンガリーなどに分裂していることもあって、巨大勢力じゃない(その代わり一国ずつの師団は中規模でそこそこ多い))
オスマンはさらにその様子がうかがえて、コーカサスの山脈もあり、両戦線とも防衛は成功。
制空もまけることはなく、このまま防衛しつつドイツを順調に倒すはずだったんですが……。
満洲にある、日本と友好的な中華?新政府も突っ込んできた
?が入っているのは途中で国名が変わった影響だと思うんですが、要はバニラでいうところの満洲国(的位置な国)までも攻めてきて、いままで戦線が短かったロシア側の防衛が一時崩壊。
お知らせを見逃した自分はそのことに遅れて気が付き、カムチャッカ側とトランスアムール側での防衛維持は困難と考え、タンヌなんだってがあるところから北部にかけて撤退線を構築。
運が良いことに、1師団も消滅することなくモンゴル北部で防衛の立て直しに成功しました。
まさか、オーハン、オスマン、大日本帝国。
三つの大帝国勢力から、追加攻撃をほぼ同時期にもらうとは考えていませんでしたが、東欧+ベルリン周辺のICを占領できたこともあり、陸空軍は潤沢。
最小一日6丁とは思えなかった国ぐらいに軍は強化されていますから、まずは瀕死のドイツ軍をフランスとともに撃破。
その後は中欧からアジアに向けて、大国を各個撃破していきます。
巨大化する東欧の熊
オーハンの参戦で、一部ドイツ軍がオーハン陣営側に兵士を動かしたこともあり、ドイツはあっけなく降伏。
当然のことながら、旧領であるバルト国家とウクライナ、フィンランドは併合。
KRでは一度併合してから傀儡国を作れるシステムなので、ドイツも(ラインラントを除く)大部分を一時ロシアが占領し、プロイセンを含めた4つの傀儡国を形成。
また、上記の画像では表示されていませんが、こののちスウェーデンも傀儡としてロシア勢力に組み込めたため、北欧~中欧にかけての大部分を獲得することに成功しました。
念願となる地中海へ(対オーハン及びバルカン連合)
オーハンにオスマンと、ドイツ戦の終盤に敵が一気に増えたロシアでしたが、ルーマニア・セルビアの陣営が味方側に。
――すなわちオーハンに対抗する勢力として、宣戦布告してくれました。
これにより、オーハンは私の操作するロシア、そして英仏伊(画像左下の部分が英仏影響下のイタリア)、そこに加えてセルビアとルーマニアまで来たものですから、四面楚歌。
空軍はこちらが完全に握っていることもあり、抵抗能力はほぼないに等しく、プラハ、ヴィーン・ブダペストと落ちていきました。
戦後、領土分割はロシアはチェコスロヴァキアを新たに形成。チェコス以北の旧ポーランド領はロシアが併合。
オーストリアは旧イタリア地域を除き、うちの傀儡化(一部、チロル等は共英仏のイタリアへ)
ハンガリーも同じくうちの傀儡となりましたが、残りのバルカン(ユーゴ)はセルビアとイタリアで分割。
これにてバルカン半島は一件落着かと思いきや、オーハン戦終了後しばらくして(対トルコ戦後)にセルビアとルーマニア(あとアルバニア)がうちに宣戦布告。
まぁ吹けば消し飛ぶような戦力だったため、内容はカットさせていただきますが、これによりルーマニアの回収しきれていなかったベッサラビアを回復。
欧州側で失った領土を全て回復できたほか、中欧にかけて巨大なロシア勢力圏を確立することができました。
残る敵はアジアの二勢力、オスマンと日本です。
オスマン帝国の終焉
オスマンは先にもお話したいたように、エジプトやペルシャなどと戦い、そこそこ疲弊していました。
そんな中、整いきったロシア陸空軍の攻撃に耐えられるはずもなく、コーカサス、ペルシャ側も一気に崩壊。
そもそもの話、トルコは疲弊により陸軍の師団数が足りていない状態でしたから、ドイツやオーハンなどと違って塗り絵の作業の方が多かったほどです。
※なんだったら戦線の短いルーマニアやセルビアの方が、よく粘った方。
戦後は画像のように、オスマンは分割して傀儡国に管理。
僕は優しいから、クルディスタンを……、おっと誰か来たようだ。
長かった第二次日露戦争も、ようやく終結
ドイツに、オーハン、オスマンを勢力圏に入れて余るくらいに民需工場があるロシアは、航空基地を中心に極東方面のインフラ整備。
日本はオスマン戦後の時点ですでに200万人を超える死傷者を出しており、兵の質は下がりつつありました。
さすがにシベリアは欧州ほどテンポよく進めませんでしたが、それでも空軍のアシストで日本軍をどんどん押し返し「ロシア共和国」へと変化したトランスアムールを制圧。
日本の持つ朝鮮半島や満洲地域(正確には北京周辺の州)も制圧したことでイベントが発生し、ロシア側も(海空軍で日本を倒す準備をしていたとはいえ)停戦。
もちろん、目標であったトランスアムールの獲得だけにとどまらず、樺太・千島列島、韓国や北京周辺には新たな国家を誕生させ、アジア側でも勢力を伸ばしました。
まとめ
ということで、サムネにもなっているこれが今回のロシア最大勢力になったわけですが、いかがだったでしょうか。
アラスカまで行こうと思ったんですが「さすがにここからもう1陣営と戦うのは勘弁してくれ(分量的に)」と、ひとまず今回はここまで。
正直言いますと、これでもかなり要点を短縮して書いたAARでした。
それだけKRというのはイベントも多く、またランダム性も高いため、プレイするたびにまた違った面白さを得られるMODになっています。
皆様もぜひ、プレイしてみてはいかがでしょうか。
といったところで今回はここまで。ご一読ありがとうございました。