皆さんこんにちは、ヘルニアです。
今回は40幅機甲師団の生産編成という事で、装備転換を活かした戦車師団の作り方について解説していきたいと思います。(主に対人戦を想定)
基本はドイツ(後はソ連かアメリカくらいなど超大国)で使える方法ですので、独ソ戦などに役立ってくれれば幸いです。
装備転換とは?
まずそもそも、装備転換ってなんぞやって方に説明しますと「旧式の戦車を新式(同型の一段階新式)の自走砲や駆逐戦車」にすること等です。(戦車)
例えば、一型軽戦車を二型軽自走砲にしたり、一型重戦車を二型重自走対空砲にしたりすることができます。
こいつのメリットはいくつかあって、一つは余った旧式戦車を使える自走砲などに転換するので、戦車生産の無駄をなくすことができること。(敵の鹵獲品も転換可能)
また普通に生産するより転換の方が生産ペースが速い事。それにより、派生型車両の工場割り当て数を少なく抑え、他の戦車や空軍などに軍需を回せる場合があること(ただし、旧式戦車等が余っていることが前提なのでそこは注意)
転換中は、消費資源も通常生産より抑えられること等も上げられます。
今回の40幅生産の第一段階は、一型重戦車をある程度作っておき、それを二型重自走砲に転換することが一つのポイントになってきます。
ちょっとややこしいので、一つ一つ解説していきますね。
一型重戦車と分散工業(1936年~)
1934年。すなわちゲーム開始時点で生産・研究ができる一型重戦車は、今回の生産組み立てにおいて重要な存在です。
たとえ、重戦車への工場数割り当てが最初は少しであったとしても、開戦までの長い時間でコツコツ作ればそれなりの規模の台数になるからです。
目標は二型重戦車を作るまでに、数百両~千輌以上程度作っておくと、装備転換がうまく回ります。(機甲師団の編成や何個作るかにもよります。燃料を馬鹿みたいに食うので、そこと相談して調節した方が良いです)
そして今回の生産では、AIも大好き集中工業ではなく、分散工業を取得していきます。分散工業の方が装備転換が速いというのもありますが、新しい生産ライン追加時の基礎生産効率を上げたり、旧式の生産ラインを変更する際の減少率を抑えたり(特にこっちは助かる)と、新武器への切り替えが楽になります。
この分散工業の転換力を活かして、今後二型→三型と切り替えていきます。
二型重戦車と二型自走砲(早ければ1938年中ごろ~)
戦車の装甲技術ボーナス(ソ連との条約等)を使い、二型重戦車を早めに研究完了。ドイツやソ連ならば、38年後半から39年頃にはティガーやKV-1ができていると思うので、旧式のグローストラクトーアやT-35の生産をそれらに切り替えてしまいましょう。
割り当てている工場数にもよりますが、少なくとも数百輌の旧式重戦車が完成しているはずです。
研究は二型重戦車研究完了後そのまま三型に移らせ(ティーガー→キング・タイガー)、他の研究枠で自走砲や駆逐戦車の研究をします。
そして派生型の二型車両(上の場合シュトゥルムティガー)研究完了後、いよいよ生産ラインで転換開始です。
この時のポイントなんですが、まず生産でも転換でも、最初は生産効率が低いため、なかなかたくさんの数が一日では作れません。重戦車のコストとなると、普通の生産では三日に二両とかのペースも考えられます。
そんな最初のかったるさを克服するため、転換の速度を使用します。転換はバフのない状態でも+200%のボーナスで作ってくれますので、本来一日で1輌程度作るものだったものが一日で倍の2輌転換することができます。
また装備転換にはバフが存在しており、それが分散工業の1に加え、産業ルートにある二つのバフを取れば合計で+300%。
転換ではあるものの通常生産の三倍の速さで、新型車両を増やすことが可能になります。
そうこうしているうちに、重戦車一型がなくなって転換する戦車がなくなってくると思います。ですがその時には既に生産効率は上昇しており、本来苦しまなければならない最初の生産速度の遅さを回避できるというのがここでのポイントです。
早く作れれば、師団の配置(生産)も早期に行えるので、より戦略上扱いやすくなると思います。
三型重戦車と三型自走砲(1940年過ぎ)
この方法は二型で満足するものではありません。最低ラインが二型なだけであって、本来は三型重戦車(および自走砲等)を使うことが真の目標です。
早ければ1940年代には三型重戦車が独ソ等は完成するので、ティーガーやKV-1などには旧式になっていただきます。
このころにはだいぶ分散工業の研究も進んで、生産ライン変更時の減少率もそこそこ抑えられていると思うので、独ソ戦初期~中期頃には生産効率Maxに近づくでしょう。(その分、集中工業よりかは生産量が伸び悩むので注意)
もちろん三型の重戦車からの派生型研究(今回はGWティーガー)も忘れずに行い、研究完了後は二型自走砲→三型自走砲など変更。
当たり前ですが、三型自走砲研究時には既に三型戦車が生産ラインで作られているはずなので、少しずつ師団の二型戦車は新式の三型戦車に入れ替わっていきます。
すると今度は、二型のティーガーなどが余ることになるので、それを三型自走砲に転換というのがこの生産組み立ての最終段階です。
とはいえ、1940年代までくると工場数が爆発的に増加し、転換するスピードが速すぎて重戦車が足りないというパターンにもなり得ます。
どちらがどのくらい足りないのかを目安にし、通常生産と転換の両方を上手く使い分けましょう。
それらがきちんとできれば、機甲師団の数にもよりますが、10%~70%前後は三型装備で独ソ戦を迎えることもできると思います。
参考程度の機甲師団
※入っているMODや領土の拡大状況(IC)によって師団編成や師団数が大きく変わることを前提の上参考にしてください。
これはドイツで対ソ戦用に用意した、どちらかというと理想形に近い師団編成です。(バニラ)
機械化歩兵が入っていますが、もし空軍がおろそかになりそうなら騎兵などにしてその分のICを空軍に回しましょう。仮にMOD等で可能であれば、チャリにするというのも手です。
また、更に高価な師団にするのであれば水陸両用トラックにしてしまうという手もあります。そうすると上陸で使える機甲師団とかいう脳筋師団になるだけではなく、大河を越える際にも多少は有効でしょう。(その代わり燃料消費はやばいから覚悟の上で)
中隊に関してはお好みで問題ありませんが、僕は地形デバフがあまり好きじゃない人間なので、工兵と偵察。対人でも歩兵25大隊とかで来るソ連ですので、少しでも対人攻撃力を上げる野砲。状況によりけりですが制空不利な場合を考えて対空砲。素早い攻防に使える通信中隊を導入しています。
他にも補給や整備中隊、ロケット砲なども入れる価値は十分にあると思うので、自分の扱いやすいように組み込んでみてください。
なお、通常の対AIソ連戦であればここまでの師団はよういできなくてもOKです。中戦車でもそれなりに通用しますし、歩兵師団だけでも戦い方によっては普通に勝てますのでご安心を。
まとめ
ということで、装備転換を活かした機甲師団の作り方をご説明してきましたがいかがだったでしょうか。
これを使えば、かなり強力な師団も作れるのですが、もちろん弱点がないというわけではありません。
何といっても重戦車。装甲こそ頼りになりますが、生産コストが鬼高いので戦車に割り当てる軍需工場数はとても多くなるかと思います。(それが嫌なら中戦車とかでやってもOK)
かといって戦車に振りすぎると空軍が足りず、でもって軍需ばかり作ると今度は民需が足りずってなるのでバランスが難しいです。
だから最初に述べたよう独ソ米のようなICが激増する国じゃないと使いこなせないのです。それらの国であったとしても、単独で陸空を最高レベルに引き上げるのはなかなか難しいでしょう。
だから理想は、チームプレイなどで上手く状況を乗り越えること。
例えばドイツならばイタリアという優秀な戦闘機バフ持ちの国がありますから戦闘機系は彼に任せ、自分は陸に集中する。
ソ連ならば英米と手を組み、イギリスに戦闘機。アメリカに第二戦線を作ってもらうよう努力していただくなど、上手く役割分担ができれば理想です。
そもそも対AI戦でこれほどの超コスト師団を使うことは稀ですからね。
基本は対人戦で、こんな組み立て方もあるのかぁ~、程度に参考にしていただければ幸いです。
といったところで今回はここまで。ご一読ありがとうございました。