翻訳

ドイツ戦車8分解説 戦間期『軽戦車』編

ブログランキング参加中 応援お願いします。

『一号戦車』非力な訓練用だが戦場に

 ドイツ初の量産といえる戦車が、一号戦車です。


 先にも述べましたように、乗員の訓練用としての意味合いが強く、主砲は7.92mmの機関銃×2のみです。



 =カノン砲すら載せてもらえなかった『対戦車戦闘能力皆無』の戦車だったんですが、実際に戦場にでることになっています。


 印象的なのがスペイン内戦ポーランド侵攻で、スペイン内戦では敵対するソ連のT-26やBT-7(相手は47mm砲)に歯が建ちません


 この時点で、ソ連軽戦車≧独軽戦車という、力不足を突き付けられるわけですが、第二次世界大戦始まりとなるポーランド侵攻でも、使わざるを得なくなります。

 というのも、のち説明する二号戦車も同じ運命をたどるのですが「戦車の数が足りなかった」のです。

 グデーリアンの装甲師団構想で将来作るとされていた、三号・四号戦車はまだポーランド侵攻時に数が全然足りず一号・二号戦車が戦車の大部分を占めていたため、使わざるを得なかったのです。


 戦闘では非力な一号戦車でしたが、兵士の訓練用、また後の戦車生産の練習台としての役目は果たし、その後は自走砲などに改造され、使用されていくことになります。


スポンサーリンク