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HOI4 AAR【アメリカで空母20隻運用は可能か】

 皆さんこんにちは、ヘルニアです。

 今回はアメリカの工業力なら、空母20隻を運用できるか? という検証になります。

 史実のアメリカは大戦が終わるまでに20隻以上の空母を生産、運用してきました。今回はHOI4でも、そんなことができるのかを検証していきたいと思います。

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とりあえず、日本との戦争までに17隻の空母を作る

 初期のアメリカの空母保有数は3つ。既に生産ラインに、私大好きヨークタウンとエンタープライズがいますから、新たに発注しなくても5隻にはなる計算です。

 それでもあと15隻作る必要があるんですが、最初から空母ばっかりを作るわけにもいきません。
 おなじみ、ロンドン海軍軍縮条約でサイズが制限されているうえに、保有数があまりにも多いと、イギリス等に首を突っ込まれ(最悪宣戦布告され)ます。

 そうならないためにも、まずは前衛艦をしっかりと生産していきます。アメリカは最初から100隻以上の駆逐艦を保有していますが、空母20隻を運用するとなると、後衛艦も最低20隻必要となりすなわち(20+20)×4=160もの前衛艦が、最低必要になります。実際の後衛艦はもっと多いため、前衛艦の最低必要数は200隻を越えると思われます。

 そんなものをあとからのんびりと作っている暇はありません。そこで二型駆逐艦を設計し、また少なすぎる軽巡洋艦を補うため、序盤からブルックリン級も生産していきます。

アメリカ、海の空母祭り【37年12月~】

 戦争が終わるまで(~1945年)に空母を20隻生産するのであれば、造船所を増やしていけばそこまで難しくないのですが、1941年7月(フィリピンへの宣戦布告)までに20隻となると、恐ろしいスピードで空母を生産しなければいけません。

 そこで建設は、最初から造船所を建てていき、大恐慌のデバフを下げることができるあたりから、軍需工場を建てていきます。

 ポイントになるのはドイツがポーランドに侵攻した後から空母を進水させる必要があること。
 要は造船所をMAXで割り当てるのではなく、控えめに割り当てて生産すること。こうすることにより、上記のように空母五隻を、1940年代の同時期に生産できます。

 また、今回は旧式戦艦を改装して、1型空母を生産していく予定です。となると、後衛艦の数が足りなくなるので、新たな巡洋戦艦を生産します。

 できるだけ早く設計し、早急に戦場に向かえる設計にしたかったので、今回は大口径砲と対空を抑えて、副砲を重視した設計になっています。

▽巡洋戦艦(これを戦争までに6隻生産)

もちろん、陸空の生産も怠らない。

 今回は日本の海軍を空母20隻使って倒せるのか(実用性はあるか)という検証ですが、この状況でしっかりドイツと日本を倒せるか? ということも検証内容だったりします。

 したがって陸軍には重対空を導入し、空軍は戦闘機と重戦闘機を使って制空権を確保し、戦術爆撃機でマルチな状況に対応する形をとっていきます。

 もちろん、空母の艦載機も早い段階から生産開始。空母20隻ともなると流石に全ての艦載機を2型にする余裕はなかったですが、数が足りないなんて状況はしっかりとなくしていきます。

▽安定と信頼の野砲と重対空。最終的には対戦車砲中隊も付けて、独戦車に完全対応していく

空母だけでなく、前衛艦も後衛艦も生産していった結果【41年7月~】

 空母20隻。巡洋戦艦6隻、戦艦12隻、重巡20隻、軽巡36隻、駆逐196隻、潜水艦72隻を最終的には用意できました。もちろん、ここからは前衛艦を中心に、三型を大量生産(+輸送船も)していく予定です。

 ひとまず1941年7月12日時点での海軍編成を紹介いたします。

●第一艦隊(哨戒艦隊)

 ・第一~第八任務部隊:潜水艦9(合計72隻)

 :元からある潜水艦を哨戒艦隊にした。本当にそれだけ。

●第二艦隊(東アジア打撃部隊)

 ・第一任務部隊:空母3戦艦3重巡3軽巡4駆逐32

 ・第二任務部隊:空母3戦艦3重巡4軽巡4駆逐36

 :旧式空母の打撃部隊。第一任務部隊は戦艦から改装した1型空母で、エンジンを空母用にしてレーダーや副砲もしっかり乗せた設計にしてある。
 第二任務部隊はレキシントン・サラトガ・レンジャーのお三方で、設計こそ古いものの甲板は60機載せられるほど広いので、それなりに活躍してくれると思いたい。
 何より僕は、サラトガを守りたいぞい。

●第三艦隊(太平洋打撃部隊)

 ・第一任務部隊:空母4巡洋戦艦3重巡1軽巡7駆逐25

 ・第二任務部隊:空母3巡洋戦艦3重巡2軽巡7駆逐25

 :両任務部隊とも。ヨークタウン級空母を中心とした編成である。ヨークタウン自体足が速かった(非常に優秀な空母の)ため、巡洋戦艦や軽巡も、足の早い二型以降のものですべてそろえた。
 ただその分後衛艦と前衛艦の充足度がぎりぎりで、第一・第二両方ともかなり余裕のない編成である。(まぁ、余裕がないのは第二~第五艦隊全てなんだが……)

●第四艦隊(ハワイ周辺海域担当)

 ・第一任務部隊:空母4戦艦3重巡6軽巡10(12)駆逐37(40)

 :結論から言うと、前衛艦が足りていないうえに戦艦が鈍足という弱点がある。
  すぐには本格的な戦闘に出せないため、しばらくはハワイで打撃待機して、自動補充されるのをゆっくりと待つ。
  なお、空母は数を埋めるために作った、巡洋艦空母(一型)であり、甲板は狭い。
  とはいえ、ニミッツ率いるこの艦隊が最後の砦ポジになる。

●第五艦隊(援護・打撃部隊)

 ・第一任務部隊:空母3戦艦3重巡4軽巡4駆逐41

 :こちらも鈍足な戦艦を入れざるを得なかったが、唯一前衛艦に少し余裕がある艦隊である。
  空母は三型を採用しており、性能はピカ一。小口径砲攻撃力まで地味に高いので、本当にできの良い空母になっている。もちろん、艦載機も75機と他のものより多く載せられる。

 と、今回はこの五艦隊で日本海軍を迎え撃ちます。以前のアメリカプレイ同様、前衛艦がかなりギリギリですがそこは生産能力でカバーしていきたいと思います。

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戦争開始! も、日本海軍は最初からボロ負け【41年7月~】

 さぁ、日本軍と最初の対決です。ハルゼー率いる第二艦隊が敵主力艦隊と交戦開始。しかし敵の編成は前衛艦が思っている以上に少なく、また敵側に輸送船がいたことから、敵の遮蔽値はボロボロ。そこに追加の任務部隊が来たものですから、圧倒的火力で最終的には勝ってしまいました。

 こちらの陣形配置値・遮蔽値もとんでもないことになりましたが、序盤で雷撃の高い前衛艦を葬れたことで駆逐艦5隻と艦載機のみの被害で済みました。

 この後、敵空母2隻を追加で沈め、日本は序盤から4隻の空母を失うことになります。

第二決戦! しかしまたしても、空母の数が多すぎぃ~【41年9月~】

 HOI4の空母を使った編成(戦闘に加わる空母の数)は、本来であれば4隻が望ましいです。というのも、それ以上になると航空隊が戦闘にほとんど参加できなくなるデバフが付くからです。当然、空母20隻全てを太平洋側に展開した今回は、そのデバフが発動しまくり。

 空母君はほとんど役に立たず、前衛の船だけでほとんどを蹴散らしていきます。

 任務部隊ごとに海域を割り当て重複させない手もありますが、前衛艦が少ない現状では、一任務部隊だけで日本の主力艦隊とやりあうのは危険です。

 空母が役に立たなくても、ここで主力を失うわけにはいかないとごり押します。

 ▽その後、マラッカ海峡で一度敗北するも、残りのほとんどの海戦では一方的に勝利。

ソ連が死ぬ前にドイツを倒しておく【1941年11月~1943年1月】

 ドイツを後回しにしてしまうと、工業力の差であとから大変な苦労をします。
 そこで今回は、早めにドイツを倒して日本戦に集中していきたいと思います。

 41年11月30日、北仏に上陸し、その後は快調にフランスを進行。途中、山岳などの地形やマジノ線など元からある要塞にてこずりましたが、これを空軍のアシストでごり押し突破
 重対空を入れた歩兵師団は、攻撃もそこそこ得意ですが防御はもっと得意で、ドイツ軍の反撃をほとんど受け付けていませんでした。

 そして43年1月、枢軸の独伊は降伏し、枢軸国との戦争にけりが付きます。

▽枢軸降伏後の様子。

よそ見している間に潜水艦はほぼ全滅。空母は半分沈んでた。

 独伊を倒すため、空軍戦力のほとんどをヨーロッパにつぎ込んでいる間に、日本の空軍がうちの海軍をぼこぼこにしていました。

 70隻いた潜水艦は8隻まで減少し、空母は10隻も海の底に沈んでいました。この原因は攻撃機の海軍攻撃によるもので、とりわけ大型艦は攻撃機の影響を受けやすいです。さっさと本土で修理するか、空軍をしっかり展開するべきでしたね。

 まぁでも、まだ10隻空母あるからいいか、と思えてしまうのが今回のすごいところです。

 主力艦隊総出でこの後は通商破壊を行い、日本の輸送船のほぼすべてを沈めてやりました。これで、日本は中国の軍を本土に戻すことがほぼ不可能になりました。

日本にも上陸【44年1月】

 1943年にもなると、日本は本土をガチガチに固めてきます。正直、海兵だけでは突破がきついので水陸両用車(あるいは戦車)を使って、上陸支援をかけながら上陸する方が望ましいです。

 また、日本に上陸すると、かなり補給がかつかつになるので、分散して上陸する方が望ましいです。

 今回は急いで海兵隊を作ったため、40幅7個しか用意できませんでしたが、うまいこと二回上陸し、敵を大規模包囲殲滅。その後はほぼマラソンして、日本降伏です。

まとめ

 ということで、20隻の空母を使って日独伊を倒してきましたがいかがだったでしょうか。

 今回プレイした感想としては「やはり空母20隻は多すぎ(どんなに多くても12隻が運用限界)」「空母で勝ったというより、前衛艦の多さで勝利した」というのが正直なところです。

 プレイ後、空母の戦果を見てみましたが、1~2隻敵艦を沈める(または支援したのみ)でした。だったらその分、しっかりとした空軍を作り、より盤石な戦いを太平洋で行った方が、良かったと言えます。

 扱いがかなりデリケートだったため、最終的には「空母の数は一桁だいで十分」ということをお伝えして、今回は終了したいと思います。ご一読、ありがとうございました。

 

 

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