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HOI4【VER1,7,1】各国別、海軍の運用方法-イギリス編

 皆さんこにちは、ヘルニアです。

 今回はイギリスでの具体的な海軍の運用方法を記事にしていきたいと思います。(目的としては、日独伊に勝利することを主目的とさせていただきます)

 なお、いつも通りのシングルプレイ史実AI方針でやっていきますので、ご了承ください。(2019/7/18、記事の内容を大幅調整いたしました。以前の内容と異なるため、ご注意ください)

 ということで、早速やっていきましょう。

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ロイヤルネイビーは世界一! しかし大型艦はほとんど追加できない……

 イギリスは初期から空母5隻、主力艦31隻を保有するという、驚異的な海軍を持っています

 日独伊海軍に対抗するため、これをもっと強化したいところ! と、言いたいところなんですが、お馴染みの軍縮条約のせいで、それは基本的にできないようになっています。

 そのため、造船所の仕事は嫌でも改修か、前衛艦の生産が無難になってきます。

 とはいえ、イギリスの主力艦は日独伊ともやっていけるほど強力なものなので、主力艦はほとんど生産しなくても大丈夫。

 むしろ、敵の通商破壊から自国の輸送船を守るため、優秀な駆逐艦・軽巡洋艦を増やしていきましょう!

早期動員→部分動員と早めに経済法変更

 イギリスは民主主義国家なので、初期の領土拡張ができません。
 (侵略による工場獲得はできない(民主主義での史実通りにいくなら))

 だからこそ建設速度は命になりますので、早めに早期動員(1936年5月)→部分動員(1938年5月)と変更していきましょう。

 なお、戦争協力度を上げるために、本土防衛(チェンバレンになる前に取得)、ガスマスクを配布(アンシュルス後)の国家方針を取得しましょう。これでいち早く、経済法を変更することができます。

 また工場の建て方ですが、民需を10個以上建てたらあとは軍需工場を建てましょう
 (少し造船所を建てたり、資源確保のためガイアナのインフラ強化をしたりするのはOK)

 軍需工場は歩兵装備(重点)・支援装備・野砲・重戦車系の装甲が付くもの戦闘機(最重点)・近接航空支援機を作っておくと、あとが楽です。

造船中の艦をあらかた完成させる(~36年)

 ここからは年ごとの海軍の生産についてお伝えしていきます。

 最初の1936年では、既に生産中の潜水艦~軽巡洋艦の生産をおおむね終わらせることが目標となります。

 この時注意点が二つほどありまして、一つは「政治力がたまったらすぐに自由貿易にする」こと。もう一つは、空母、アークロイヤル級の生産を中止させることです。

 自由貿易にすることで、造船所の生産量もわずかながら上昇します。今回のイギリスプレイでは一切造船所を建てるつもりはない(造船所よりも軍需を建てて寄り多くの戦闘機を確保したい)ので、生産効率や研究速度を上げるためにも最速で変更しておきましょう。

 また、イギリスの空母は補助艦的な意味合いが強く、正直言うと現状ある5隻でも多いくらいです。
 これ以上の空母は必要ないため、アークロイヤルの生産は中止してしまいましょう。

潜水艦→駆逐艦→重巡洋艦を改修しよう(1937年)

 1936年は既に生産していた軍艦の完成が目標でしたが、1937年は改修が大部分になります。

 とりわけ、1型潜水艦は通商破壊に使うにはあまりにももろく、今回は機雷敷設用に『全潜水艦を改修』していきます。(海軍経験値は演習やNFでそれなりに確保できるので、極端に足りないことはないはず)

 潜水艦の改修が終わったら、次は駆逐艦の一部を機雷敷設用に改修していきます。具体的には、旧式のS級(10隻)設計を見直し機雷敷設用に作り直すのです。

 それも終わり次第、今度は重巡6隻の改修に移ります。後衛艦の改修は生産と同じく5つまでしか造船所を割り当てられませんが、そこまで大幅な設計の見直しはしないので、ここまでの改修は1937年8月頃には終わりを迎えているでしょう。

 改修が終わったら、機雷敷設用の軽巡アドヴェンチャー級を1隻。E/F/G/H級を5隻造りましょう。

▽潜水艦(44隻)の設計(機雷敷設を可能としたものに)

▽駆逐艦(10隻)の設計【元:S級】
 (空きスペースに機雷敷設のモジュールを入れる)

▽機雷敷設用重巡(3隻)の設計【元:Hawkins級】
 (こちらも空きスペースに機雷敷設装備を入れたのみ)

▽偵察用重巡(3隻)の設計【元:County級】
 (海上探知を上げて偵察に特化した設計に)

優秀な軽巡洋艦を造る(1938年)

 改修と既存設計艦の生産が完了したら、いよいよ打撃部隊の中核となる軽巡洋艦の生産を行っていきます。

 イギリスは魚雷に関してはイマイチな研究段階ですが、火力に関しては初期から火器管制一型を使えるなどトップクラスで優秀。この長所を活かさない手はないので、小口径砲攻撃力は高めに設定しましょう。

 軽巡洋艦の目標生産数は最低8隻、可能なら10隻を目安に生産します。ただ、10隻造るとなると流石のイギリスの造船所でもWW2ギリギリになってしまうので、NF『帝国貿易路の保護』を取ってみるといいでしょう。

 これは、巡洋艦の生産コストを10%抑えてくれるものになります。早めに取得しておくと、生産コスト的に優秀な軽巡洋艦+1隻以上をもらうことができますので、より戦力を盤石にしたい場合は早めの取得推奨です。

仕上げにレーダー付き偵察駆逐艦を用意(1939年)

 1939年とはしてありますが、その前半部分は軽巡の生産に持っていかれてしまうでしょう。

 軽巡洋艦を少なくとも8隻以上作り終えたら、最後に偵察用駆逐艦(12隻)の生産をしてあげましょう。イギリスのレーダー研究技術はボーナスが多く、かなり早い段階で優秀なレーダーを扱えます。

 理想は2型、それが難しいようなら1型のレーダー装備を付けてあげることで、偵察用としての価値が生まれてきます。
 レーダー研究はさぼらず、早めに取得しておいてください。(レーダーは海軍的な使い道のほかに、建設することで陸空軍に好影響を与えてくれます。ドイツの屈強な陸空軍に勝つためにもレーダーは必要ですので研究をさぼらず行っていきましょう)

海軍編成(1939年9月頃を想定)

 ということで、今回も海軍の編成を紹介していきます。

 かなり無駄のない、扱い易い感じに仕上げたので、参考にしていただけたら幸いです。

機雷敷設用艦隊

・潜水艦22×2任務部隊
・重巡(機雷)3/軽巡(機雷)2/駆逐(機雷)10
 Total:59隻

 潜水艦を中心に大幅な改修をして作り上げた機雷敷設用の艦隊。
 言わずもがな、機雷敷設の特性を持つ提督を割り当てるとかなりの効率でばらまいてくれるので、機雷敷設用の艦隊としてはかなり優秀に仕上げたつもりだ。

 展開先:ブリテン島周辺(防衛のための機雷敷設)や地中海など戦闘が行われやすい場所
 任務:メインは機雷敷設(戦時)。敵が弱ってきた場合は、通商破壊艦隊として扱ってもよし

打撃艦隊

・空母2/戦艦10/軽巡48(少なくとも46隻は欲しい)
 Total:60隻

【空母:Eagle/Hermes
 戦艦:Revenge級3隻/Queen elizabeth5隻/Nelson級2隻
 軽巡:機雷敷設用以外の軽巡を全投入】

 イギリス最大の海軍長所、軽巡洋艦の多さを存分に活かした打撃艦隊。一部旧式装甲の軽巡があるのが不安要素だが、これだけの規模の軽巡と戦艦の艦隊に勝てる編成は、そうそうありはしない(少なくとも対AI戦でいきなり負けることはない)ので、かなりの信頼性がある。

 とはいえ連続の戦闘で、とりわけ大型艦はジリジリと耐久を減らされていくことになる。(敵空軍によるダメージ+α戦艦装甲が1型のため)

 この艦隊を失うと大規模な海戦は極端に不利になるので、丁寧に扱ってくことを心がけよう

 なお、おまけ程度に入っている空母だが、これにもきちんと意味がある。前衛を軽巡のみに絞った結果、対潜能力が極端に低くなってしまっていたのである。そこで、どの艦にも攻撃できる空母を投入することで、潜水艦との戦闘も最低限行えるように補っているのだ。

 展開先:ブリテン島周辺>地中海>日本周辺海域と大規模海戦が予想される場所。
 任務:打撃。敵が弱ってきたら半分に部隊を分けるなどして主力艦による通商破壊を行ってもよし

哨戒艦隊

・重巡1(偵察)/駆逐理想数4×3任務部隊
 Total:15隻

 打撃艦隊の捕捉役として作られた偵察艦隊。
 先の設計で紹介した通り、重巡は航空機格納庫。駆逐はレーダーで海上探知を上げており、最高レベルとは言い難いもののそれなりに敵海軍を見つけてくれる。

 幸いなことに、イギリスは今後空軍(主に戦闘機)を大量生産することに加え、レーダーを一定箇所に建設するなどして敵の捕捉をさらに楽にできる手段が用意されている。

 1940年、41年……となれば、海軍経験値もたまり、より優秀な技術も研究完了していると思うので、プレイヤーの判断でさらに優秀な偵察艦を生産してもよいかもしれない。

 展開先:上記の打撃艦隊とセットで行動を共にする。
 任務:言わずもがな偵察(3海域まで)

護衛艦隊

重巡1/駆逐10隻×10任務部隊
 Total:110隻

 改修こそ行っていないが、100隻を越える護衛艦隊は潜水艦程度の通商破壊ではびくともしない。また、空軍の攻撃等でいくつかの任務部隊がやられても、他の任務部隊がある程度ケアしてくれる。

 が……、正直言うとイギリスの輸送船はこれでも全てを護衛しきれるわけではない。
 海軍ドクトリンなどで護衛効率を上げるなり、戦時中に敗戦した国の海軍を頂戴したり等して、より護衛を盤石にしていく必要があるかもしれない。

 展開先:ウェスタンアプローチ・イベリア・ビスケー湾など(大西洋側)
 任務:もちろん護衛

上陸支援用艦隊

空母3/戦艦5(内巡洋戦艦3)/駆逐32
 Total:40隻

【空母:カレイジャス級3隻
 戦艦:Revenge級2隻/レナウン級2隻/フッド1隻
 駆逐:EFGH級32隻】

 余り…残りの主力艦隊をまとめて上陸支援用(および準主力艦隊)として編成したもの。

 直接的な戦闘こそ強いわけではないが、制海権確保用に自由に扱えるため、何かと重宝する。例えば、イタリア海軍を倒すために主力艦隊を動かす場合、イギリス周辺の守りを一時的にこの艦隊にバトンタッチさせることができる。

 もちろん、大型艦5隻からくる上陸支援の援護はそれなりに期待でき、やろうと思えば空母を海上基地にできるため、今までの艦隊で一番多様な任務をこなせる存在になってくれる。

 以上、機雷敷設、打撃、哨戒、護衛、上陸支援の五つの艦隊で、日独伊の海軍に対抗していきます。

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いよいよ戦争。まずは独海軍を粉砕せよ

 イギリス本土の安全を確保するため、まずは北海側3海域に哨戒艦隊と打撃艦隊の任務を割り当てましょう

 この時注意したいのが敵の海軍ではなく空軍で、とりわけ哨戒艦隊は気が付いたら重巡が中破していた、なんてことも珍しくありません。

 より盤石に勝つには、制空権を確保しておくべきことは、先にお伝えしておきたいと思います。(とはいえ、打撃部隊が大損害を受けるほどの空軍数ではないので、ほどほどで大丈夫(対AIなら))

 また、これとは別に本島周辺に機雷敷設。独伊潜水艦から輸送船を守るため護衛艦隊を展開させましょう。ほぼ間違いなく、恐ろしい量の燃料が必要になりますので、アメリカなどから輸入して燃料が尽きないようにしておきましょう。

主力艦隊の前には、イタリア海軍も無力

 独艦隊をおおよそ削れた(≒敵の上陸の可能性を減らせた)あとは、地中海に打撃と偵察艦隊を動かして、伊海軍と戦っていきましょう

 イタリア海軍は主力艦(とりわけ大型艦)の数が少ないので、イギリスの圧倒的物量の前には一瞬で消し飛ばすことができます。

 むしろ心配するべきは敵の陸空軍で、フランスやスエズが落とされないか。地中海の制空権(敵に対艦攻撃されていないか)は大丈夫か。といったことに集中しましょう。

 万が一地中海にふたをされたり、ヴィシー政府ができてしまったりすると面倒なことになります。マジノ線を迂回するドイツ軍等に対抗できるよう、陸空軍もしっかり準備しましょう。

 また枢軸戦中、先に日本周辺に機雷をばらまいてしまうのもアリです。機雷敷設はそこそこ時間がかかるので、そういった工夫をして時短していきましょう。

▽1942年、独伊のフランス猛攻に耐えた時の状態。
 (海軍を先に潰しておけば陸空軍に集中できる)

最後の海戦(対日戦)

 枢軸の海戦と防御に成功したら、1942年よりいよいよ本格的な対日戦が開始されます。

 英米海軍より若干劣るとはいえ日本は世界第三位の海軍国なので、主力艦隊が痛んだ状態で行くことはせず、しっかりと修復してから望みましょう
 (とりわけ対人戦となると、神風や北上型を中心に厄介な国となる。マルチでは日本の燃料(≒輸送船)を削るか、あるいは日本を抑えきれず、連合国の艦隊がぼこぼこにされるかという戦いになると思われる【勿論、両者が海軍の基礎運用を熟知していればの前提だが……】)

 話を戻すと、対AIではそこまで苦労する相手ではなく、敵の空軍さえ注意を払っておけば、早々主力艦隊が負けることはない。

 ただ、日本周辺で海戦を円滑に行う(盤石に勝つ)ため、可能であれば香港あるいはマラヤ等に防衛師団。欲を言えば航空基地とレーダーなどを建設しておきたいところだ。

 南シナ海は空軍の激戦地となるため、そこで海戦する場合は航空基地の拡張が役に立つだろう。

▽海軍の修理をサボルとこのように大型艦を失う。とりわけ旧式の多いロイヤルネイビーは『中程度の質の軍艦で物量押し』が基本戦なので、数での優位を失わないためにも丁寧に扱っていこう。

まとめ

 ということで、イギリスをプレイしていきましたがいかがだったでしょうか。

 イギリスの海軍は初期の規模が大きいため、最初は軍縮条約に苦しめられますが、それでも日独伊を叩き潰せるほど優秀な海軍力が存在します。

 日米ほど大規模な拡張性ありませんが、海軍の強さはピカ一なので、海軍を楽しみたい方は使ってみてはいかがでしょうか。(ただし、海軍のPSだけではなく、勝つためには陸空軍のPSまで求められるので注意

 といったところで、今回はここまで。ご一読ありがとうございました。

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