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HOI4 七大国別で海軍生産は何をしたらよい?

 皆さんこんにちは、ヘルニアです。

 今回は、七大国別での海軍生産は何を行えばよいかのまとめ記事になります。

「世界一の海軍国、英国に入ったけど、何作ったらいいのか分かんない……」「イタリアで英仏海軍に勝ちたいけど、そのためには何を作れば良いの?」といった感じの疑問に、答える回になります。

 なお、下記の表に関しては、自由に保存して、利用してくださって問題ありません。あくまで参考程度に、見ていただければ幸いです。
 (史実AI方針の、シングルプレイを前提としてお話させていただきます)

 ※19年/4月/18日 内容を一部修正いたしました。

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各国の生産優先度、一覧表

【説明】
船の種類:
 潜:潜水艦。駆:駆逐艦。軽:軽巡洋艦。重:重巡洋艦。戦:巡洋戦艦及び戦艦。空:空母

記号の説明:
 ◎:史実通りならほぼ確実に作るべきもの
 ○:優先的に作っておいた方が良いもの
 △:作る価値はそれなりにあるが、最優先ではない。
 ▲:作っても良いが、1~2隻(輸送船なら数十隻)で十分。
 ▼:作ることは望ましくない。
 ×:作る価値がほとんどない。

 ※ここからは各国別に、その理由などをざっくりとですが解説していきます。

フランス

 史実通りに戦争が起こる場合、フランス海軍の敵は基本イタリア海軍になります。

 残念ながら、フランス海軍は1VS1で地中海の制海権をイタリアと争ったら、若干不利です。

 というのも、フランス海軍の弱点は前衛艦の少なさで、初期段階では60隻もありません。地中海の制海権確保にはイギリスも加わってくれるとは言え、調子に乗って後衛艦ばかり作ると痛い目にあいます。

 最優先で前衛艦。それができれば数隻の後衛艦を作るくらいなら許容範囲でしょう。なお、フランスは巡洋潜水艦を最初から作れる、とても面白い国。初期の潜水艦の数は十分にあるとはいえ、日本などと戦うときのために、航続距離の長い巡洋潜水艦は重宝します。

アメリカ

 アメリカ最大の問題点は、何といっても軽巡洋艦の数が少なすぎること。

 初期の軽巡数はたったの12隻であり、100隻以上ある駆逐艦も全て旧式なので、扱い方を間違えると連合艦隊にぼこぼこにされます。

 幸いにも、アメリカにはブルックリン級軽巡洋艦がありまして、こいつは1936年時点で三型装甲を装備できる、非常に優れた軽巡洋艦。副砲や対空をしっかり強化すれば、かなり強い艦になるので、必ず生産しましょう

 また、日本の海軍に対抗して、若干の空母生産はしておく方がいいかもしれません。というのも、日本は島国ですから、海軍を潰したのち輸送船をぼこぼこに沈めてしまえば日本の動きを一気に抑えられます(日本の石油輸入を抑え込んだり、大陸と本土の兵士の移動を抑え込んだりと、島国は輸送船がないとほぼゲームオーバー

 輸送船を沈める通商破壊時に、空母は一方的な効果を発揮してくれますので、使いこなしてみましょう。 

 なお、軽巡洋艦さえ補えれば、後はおおむね自由にやって大丈夫です。超大型戦艦を作るもよし、巡洋潜水艦の哨戒艦隊を作るもよし、改修しまくって旧式艦をムキムキにするの(だけはほどほどにした方が良いか……)も良しです。

イギリス

 イギリスはほぼ全ての艦が、トップレベルでそろっていますが、唯一少ないと言えるのが潜水艦です。日本と最終的に戦う場合は、潜水艦を用いた通商破壊が有効になりますので、すぐに作り始める必要性はありませんが、対日戦に用意しておくと楽になります。(潜水艦は独伊戦でも使えるので十分使う価値があると言える)

 逆にイギリスも、日本と同様島国になるため、通商破壊にとても弱いです。そのため、通商破壊してくる独伊の潜水艦などに、対抗する護衛艦隊を作ることが必須であり、そのためには優秀な前衛艦がさらに必要です。

 まとめると、駆逐・軽巡>潜水艦>その他という優先順位で生産し、海戦の基礎となる前衛艦隊がいなくならないようにするのが基本です。
 まぁ、前衛艦がいなくなったら海戦で勝てないのはどこの国も同じですが、イギリスの場合それは死活問題です。

 護衛艦隊すらいなくなったイギリスは完全に孤立し、輸入が完全にストップ。立て直しを図ることはほぼ不可能でしょう。

 なお、後衛艦(特に空母)に関しては、新たに生産する必要はあまりないと言っていいでしょう。現在の大型艦数(海軍数)でも、十分に独伊に対抗できる数がありますからね

ドイツ

 正直言うと、何もかもが足りないというのが本音のところです。

 前衛艦と潜水艦数も当然ですが、主力艦4隻だけではいざロイヤルネイビーと戦うときに、一方的に負ける可能性が高いです。

 前衛艦>潜水艦>後衛艦の基礎生産の精神は変わりませんが、後衛艦は(重巡でもいいから)せめて6隻は欲しいところ。

 主力艦隊による通商破壊も、イギリス相手には行っていく場合があるドイツ。海軍保有数の差はそう簡単に埋められませんが、最低限戦えるよう主力艦隊はきっちり仕上げておきましょう

 なお、ドイツほど潜水艦が必要な国はなく、通商破壊はもちろん、哨戒に機雷敷設と、独潜水艦だからこそやるべき価値のある任務がたくさんあります

 他国より潜水艦を多めに作る必要があることも、プレイ時に覚えておきましょう。

 それと、輸送船を作る必要はほとんどありません。他の国からぶんどればよいだけです。

イタリア

 イタリアは全体的な海軍数はなかなかのものですが、英米と比べてしまうとどうしても全体的に一回り劣ります。

 そのため、軽巡・駆逐>潜水艦>主力艦をしっかりバランスよく生産することが求められます

 イタリア海軍の目標は、仏海軍+英海軍の半分と戦っていくイメージを持ってください。

 英仏の主力艦隊数を越えるのはまず無理なので、二型の駆逐と軽巡でこれを乗り越えます。目標は駆逐2~4:軽巡1ぐらいの比率で40隻以上で、それと並行して主力艦や潜水艦の生産を若干行いましょう。(最初から作られている戦艦2隻は、最低限欲しいところ)
 欲を言えば、主力艦が14隻あると仏海軍をほぼ完全に越えることができるんですが、無理そうなら12隻でかまいません。なお、空母は本格的に通商破壊しない限り作らなくていいです。大西洋ならともかく、ヨーロッパ近海の海ではお荷物です

日本

 日本の海軍は本当にバランスよくある感じで、かなり遊びがいがあるんですが、一個だけ致命的な弱点があります。

 それは、主力艦に対して駆逐艦が足りないことです。※しかも日本は二型駆逐艦の研究が終わっていないという状態
 二型駆逐艦は早めに研究完了(可能なら最初から取得)し、一刻も早い生産を開始したいものです。

 主力艦に関しても、現時点で英米海軍一方ぐらいとならば、やりあえるだけの戦力が存在します。ただ史実通り英米海軍両方に喧嘩を売る場合だと、この戦力では正直不十分。

 イタリア同様、全体的にバランスよく生産していく必要があります。この時、イタリアと違う点は空母を作っても良い事(作りすぎはNG。MAXは8隻くらいで)

 戦闘だけではなく、英米のゴム輸入を主力艦隊で邪魔することも可能なので、飛龍と蒼龍ぐらいは作っておいても良いと思います。

 また、日本固有の巡洋艦、水雷巡洋艦も作りたいものの一つです。アメリカのブルックリン級に対抗できる、素晴らしい設計に仕上げて数隻以上生産していきましょう。

ソ連

 ソ連で本格的に海軍を使うことも稀ですが、一応解説します。

 潜水艦はそれなりの数があるため、哨戒や通商破壊、機雷敷設などいろいろと可能です。したがって、この長所を活かす手もあるし、貧弱な主力艦隊を強化するという手もあります

 潜水艦を活かす場合、日本海軍が死にかけなどの時、潜水艦で日本周りを通商破壊任務で囲うと効果的だったりします。これにより、日本はくたばりかけの護衛艦隊を出すか、海軍攻撃を行わなければならず、潜水艦がやられたとしても日本の備蓄をそれなりに削れるからです。

 しかし、ソ連の海軍の厄介なところは、全部をひとまとめにして戦えるわけでもないんです。というのも、トルコによって黒海艦隊だけはどうしても孤立してしまう(外に出れないから)なんです。

 この黒海側の海上艦がキーでして、戦艦1軽巡4駆逐1がここに閉じ込められているんです。よりにもよって貴重な軽巡4隻が、外に出れない状況。加えて黒海側の駆逐艦が少なすぎて、捨てるべきか補うべきか迷います。

 トルコに宣戦布告して、海峡を獲得して抜け出す手もありますが、そうすると地中海のことも考えなければなりません。

 何にせよ、宿命であるドイツと戦う場合は、バルト海の制海権はぜひとも獲得しておきたいので、基本的にはレニングラードに海軍を集中させることになるでしょう。

 バルト海の制海権確保に、必要な海軍がそろったと思えたら、黒海艦隊の強化や極東に潜水艦、最終的には第二主力艦隊を作っても良いかもしれません

 それが面倒くさいという場合は、すこぶる少ない輸送船を増やしておきましょう。貿易するときや上陸時、楽になります。

 

まとめ

 さて、各国ごとの生産優先度と、軽い解説を行って気ましたが、いかがだったでしょうか。

 基本的には前衛艦>潜水艦>後衛艦(+必要なら輸送船)という優先度は変わりません。ただ国によって、駆逐艦を優先するべきなのか、軽巡洋艦を優先するべきなのか。あるいは両方バランスよく増やす必要があるのかはまた変わってきます。

 最後に、上の表はあくまで目安ですので、最終的には自分の考える最もやりやすい方法(生産)を見つけてくれればと思います。その参考になるのであれば、少しはこの記事を書いた意味もあったかな。

 ということで、今回はここまで。ご一読ありがとうございました。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    駆逐艦推しみたいだけど、2型以上の駆逐作るぐらいなら軽巡潜水作った方が良いのでは?

    護衛出来る輸送艦の数は1型だろうが4型だろうが変わらないから1型砲のみ駆逐はコスパ最強で護衛出来るのでこれを扱うのは分かります
    ですが2型以降はコストが嵩むかなぁと

    海戦はコンパクトなほどポジション値の関係上優れてますから、駆逐は足引っ張るだけの存在かなと思います
    海上海戦になれば吹き飛ぶ駆逐に研究、燃料、造船所持っていかれるのはロスでしかないかと

    戦艦も上陸以外じゃ微妙だし、1:4を律儀に守ってそもそも出撃させるメリットがないような?
    基本初期の戦艦は副砲死んでいて軽巡に対して有効打を持ち得ないから、AI相手なら戦闘軽巡だけでもボコボコに出来ますし

    浪漫を追っているなら的外れな指摘ですね、ごめんなさい

    • ヘルニア より:

      おっしゃる通り、HOI4の軽巡と潜水艦は駆逐艦より優秀(私自身、この二つは強いと感じております)で、全体的に考えても優先的に作った方が良いと考えています。
      とりわけ軽巡はポジション値的にも扱いやすく、ただ数が多いだけの駆逐艦は、足を引っ張る場合があるのもその通りだと思います。
      だからぶっちゃけってしまえばHOI4の海軍は軽巡洋艦中心。そこに大きく絡んでくるのが潜水艦で、あとはオマケって言い切ってしまってもいいかもしれません。

      軽巡の集中運用が、AIに対して強いのもおっしゃる通りだと思います。
      主力艦を大規模戦闘に出撃させる利点が、ないような気もすることも(残念ながら)うすうす感じています。

      ただ、僕のサイト作りの信念として「できるだけ楽しんでゲームをプレイしていただきたい」というものがあります。
      例えば「あこがれの戦艦・駆逐艦……を作りたい!」って方がいて「いや、軽巡洋艦や潜水艦の方が強いから」とバツ印を付けるのは、はっきり言って違うと思います。
      そう考える理由は、それが原因で「HOI4つまらない」と、初心者様が感じてしまうことだけは、絶対的に回避しなければならないと考えているからです。

      HOI4は、プレイ時間数百、数千の方がざらにいるほど、熱中できる素晴らしいゲームです。
      ただその分難解なゲームシステムで、諦めていく方も多いというのは理解しています。
      だからこそ「その人がやりたいことを尊重し>成功体験を作れれば良い」と考えております。

      もう少しだけお話をさせてもらうと、僕は無駄になるものはないと考えていますし、無駄にする行為が苦手です。
      せっかく最初からある戦艦・空母(なんでもいいですが)を、しっかり使って(使いこなして)あげないのは、
      変わった言い回しで申し訳ないのですが、兵器に対して失礼だと考えております。
      だから、私自身のわがままで、使えるものはできる限り使うのがモットーになっております。

      もちろん、軽巡や潜水艦を優先的に作った方が良いという意見や、そういうプレイをする方等を否定はしません。むしろ賛同です。
      しかし、潜水艦から空母まで(最も効率が良くないにしても)使い道があって、それをなんとか活かしてみたいという立場、
      思いのある人間が、少なくともここに一人いるという事を、知っていただければと思います。

      長くなりましたが、これがHOI4をやってきた私の情熱です。大変失礼いたしました。

  2. 名無し より:

    解説ありがとうございます!
    史実準拠ムーブでの評価と言うことで問題ないですよね?

    • ヘルニア より:

      事前に書いておかず、申し訳ありません。
      おっしゃる通り、史実準拠での各国生産優先度になります。

      基本的には、その国の弱点(将来戦う国と比べた時の)を中心に考えて、補う形で表を作成しております。

      ただ、一つだけ思いを述べさせていただくと、この表での戦艦や空母の評価が低いからといって、
      「作ってはいけない」という事はないです。
      HOI4はゲームなのですから、人それぞれ違った楽しみ方ができるはず。
      (私の別記事で申し訳ないのですが、アメリカで空母20隻作って、圧倒的物量を体感するプレイも人によっては楽しく感じるはず)
      その可能性を潰さないでほしいというのが、この表に×が少ない理由です。

      話がそれてしまいましたね、長文失礼致しました。
      またヘルニアの記事を見ていただき、ありがとうございます。