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HOI4 AAR フランス帝国は英独ソ(おまけで日)を蹂躙する


 皆さんこんにちは、ヘルニアです。



 今回はフランス中道ルートの一つ帝政フランスのルートを遊びつつ解説していこうと思います。

 

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BOOST氏の最新動画

【HoI4】新DLCで追加されたフランス帝政ルートが狂犬過ぎて怖い件【ゆっくり実況】


 今回はBOOST氏が最速で上げてくれた、新フランスの動画を(記事のベースにもしつつ)ご紹介させていただきます。


 新しいフランスは、元々のフランスを拡張して豪華にした感じの作りとなっており、今回遊ぶ帝政復古ルート(中道の1ルート)も追加されたものになります。


 旧フランスを拡張した形となっているので「先の大戦の勝者」といったデバフ等は健在



 そこに新しい国民精神や産業、陸海空が全体的に強化(研究などの恩恵)されたというのが、全体の作りです。
(後、ある程度詳しく紹介)


 BOOST氏の動画は、既にスペインも挙げられている(二本)ので「フランスとスペインマジで分かんね」って方は、ここから見ていただくと軸の部分がわかりやすいと思います。


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フランスの現状確認


 さて、BOOST氏の動画でも簡潔かつ分かりやすくご紹介されていましたが、記事の方でも新しいフランスを説明していきます。



 まず国民精神は、

海軍軍縮条約(海軍のサイズ制限)

先の対戦の勝者(徴兵人口と戦争協力度が少し低下。陸ドク研究+75%)」

政治的準内戦政治力コスト+0.8。安定度10%低下。降伏限界-50%)」


マジノ線防衛(最大立案+25%。立案速度-25%)」



 このあたりは変更されておらず、そのため「陸ドク研究できない」「政治力たまらない」「徴兵数もそこまで多くはない」という問題は変わりません。


 そこに加えて、新たに「Full Employment」と「Political Violence」「Inefficient Economy」が追加。


「Full Employment」は徴兵可能人口補正に-25%。全人口の2.5%とれる制限徴兵ですが、先の大戦の勝者で-0.3%で2.2%。


 そこから-25%、つまり四分の一徴兵できない状態なんで約0.6%ひかれて、実際は志願兵並みの1.6%しか徴兵できません


(ただし、以前のフランスとそこまで予備人的数が変わっている感じはしないので、そこまできつい内容でもない)


 加えて「Inefficient Economy」で工場生産量造船所生産量-20%


 フランスの軍需工場はもともと6だった(と思う)から8になったので、多少軍需工場の初期値は増えたことになるんですが、結局デバフにより同じくらいに。


 造船所も10に増えている感じですが、これもデバフによりトントンくらいでしょう。(逆に民需は減った? まぁ鉄資源があるため、そこまで痛手ではない)



 最後に「Political Violence」ですが、これはデバフもバフもない、正直言うと効果のない国民精神



 訳したところ「極右と極左の過激派は、暴力使ってでも実行する準備ができている」的なことなので、おそらくファシや共産化の内戦関係に関する内容かと思われます。(分かり次第、ツイッターなど別でご報告)


 

NF(産業・陸海空)について、ざっと解説


 今回は中道ルート(特に帝政復古)に加えて、産業・陸海空について、簡単に説明いたします。


 まずは一番左にある産業ルートから。



 これは「投資した時間が長いほど、より多くの民需工場と軍需工場をもらえる」という仕組みとなっています。


 まず最初のNFは消費財-5%(代わりに安定度-5%)が一年間付く「Devalue the Franc」


 単純にこれだけでも結構強力ですが、フランスは政治ルートと陸軍(≒国民精神のデバフ取り)が優先されがちなので、産業は中盤になり気味。


 とはいえ、政治ルートの途中で取ることも可能なので、ボチボチ進めていくことも可能でしょう。


 そこから先は安定度やインフラの強化、全植民地のコンプライアンス(新しく追加された植民地の協力度これが高いほど現地の資源、人的、工場が使える形となる)を上げることができます。(二段目)


 三段目はいよいよ投資のNFで、フランス本土、アルジェリア、西アフリカ、インドシナ、シリアへの投資(建設スロット増加)が可能。


 このNFをいくつ終えるかによって、4段目でもらえる民需工場に大きく差があります。


 具体的には、左側の「工業の拡張」はフランス本土とアルジェの投資で。


 右側の「植民地工業」は同じくアルジェ、西アフリカ、インドシナ、シリアで民需工場数が増えます。


 つまり、3段目を先にやっておけばやっておくほど、4段目でもらえる民需工場数が伸びるという形になっているんです。



 これは五段目の「軍需工場」でも同様で、最大で14個の軍需をもらえる形となります。


 ただ、繰り返しますが、フランスは政治→陸軍→その他取りたいものといった形が、おおむねの重要度順。(陸軍はすっぽかしても、政治だけは(イデオロギー変更などもあるため、最速で産業は取りにくい))



 そのため、実際取れるのは対独戦ごろという場合もあり、対戦中に工場を増やす形で、ドイツの工業力に負けない形となってくるでしょう。



 逆に、さっさと五段目の研究枠を取りたい場合は、途中の投資を短く終わらせて取っていく形となります。

 

陸軍ツリー


 陸軍ツリー(正確には陸軍だけではない)は、4分岐というかなり悩ましい選択になっています。


 どのルートも最終的にはデバフとなる「先の大戦の勝者」を取り除く「陸軍再編」につながりますが、特徴がまったくもって違います。




 共通NFとなる最初の「Begin Rearmament」は戦争協力度が12%になることで取得可能な、軍需を4つもらえる産業系NFです。



 そこから防衛重視、攻撃樹脂に分岐(それぞれ師団攻撃あるいは防御10%バフの、陸軍長官(政治力50)を解放)いたしまして、まず左の防衛重視ルートから。



 最も左のルートは歩兵装備、野砲の生産コスト低下


 また砲、重戦車の研究ボーナスが入る内容ですので、重対空+野砲といった形の質の高い(あとは優勢火力をとる場合等)は、このルートが最適かと思われます。


 要は、陸軍(兵器)の質と生産性で戦っていく形ですね。



 左中央側のルートは、おなじみ要塞建築系で、アルパイン線の建設やマジノ線の延長。要塞建築の速度が上がるほか、唯一陸ドクの研究ボーナス(しかも200%)が2つもらえます。


 まぁ、対独伊戦のみに集中した、古風な防衛内容です。


 また防衛重視ルートでは共通で、新しい戦車設計社の開放、また特殊部隊キャパシティーの増加。さらには輸送艦(あるいは海兵)の研究ボーナスがNF取得可能です。



 これはつまり、どういうことかといいますと「上陸戦」を手助けしてくれる内容であり、特に輸送艦研究というのは水陸両用トラックの研究バフのことです。


 一番左のルートですと、重戦車バフもあるため、上陸戦では屈指の恩恵を受け取れるルートとなっています。

 

 

 たいして右側、攻撃重視ルートは中々面白みのある内容となっています。



 中央右側は理論家でドゴールが解放内容はグデーリアンと同じなので、かなりトップクラスで優秀な理論家です。


 ドゴールルートの下は兵員輸送車の生産コスト低下、機械化研究のバフ、軽・中戦車いずれかの研究バフ×1と以前からあるもの。


 そのため、どちらかといえば電撃戦が似合いそうなルートになっています。



 最後、一番右は空軍特化型で、戦闘機と支援機の生産コスト-10%。


 支援機の研究バフがまさかの2つ



 その他、空軍ドクトリンバフに、支援機・術爆の対地攻撃+15%と、空から地上を倒すことしか考えていないような内容



 仮にマルチなどで「全力で空軍を出すんだ!」ってなった立ち位置なら、扱ってみるとかなり楽しいかもしれませんね。(なお、序盤は陸軍が手一杯なので、ソロプレイでは空軍のパワーが出始めるのは基本中盤になる)

 

海軍と空軍ツリー


 個人的な海空軍ツリーの印象としては、海軍は「前よりは強化されたね」で空軍は「コンパクトかつそのまま」というのが率直な感想です。


 
 まず海軍から。以前のフランスツリーでは確かそもそも造船所が増えなかった記憶があるので、そう考えれば造船所が10個も最終的に増えてくれるのは、かなり大幅な強化。


(空母・戦艦ルートならもう三個増えるので、多分造船所の追加数だけならトップクラスで恵まれているとる暇があるかどうかは正直微妙だが))



 空母・戦艦ルートでは空母、あるいは戦艦に研究バフ


 ほか、艦載機の研究バフや、戦艦や空母を一定量建造した段階で、生産ラインに乗せる(日本の大和と同じ感じ)が空母・戦艦ラインとなります。



 もう一方は潜水艦・駆逐・軽巡に研究バフが入るほか、おまけ程度に造船所生産量が5%アップ。


 そして合流したところで海軍ドクトリンバフをもらって、海軍ツリーは終了です。




 対して空軍ツリーはおそらく変更点なしで、戦闘機か爆撃機のどちらかに重視することになります。


 
 戦闘機ならば、戦闘機×1に重戦闘機×2ボーナス。


 爆撃機ならば術爆×1略爆×2艦攻×2ボーナス。


 両方でも取れる内容として、航空基地の建設と空軍ドクトリンバフが2枚(あと空軍経験値)となっております。


 海軍ツリーは短くも造船所がかなりもらえる内容になりましたが、どちらのツリーも優先度が低く、作りはコンパクトなので、影が薄い(ゲフンゲフン)

 

 とはいえ、終盤の日本戦などには活用できそう、かつそこまでひどい内容のツリーでもないため、使えそうなときに使っておこう位でいいでしょう。


 

中道へ行く際の注意点


 と、長かったですが、ようやく中道NFの特徴について説明ができます。


 
 Boost氏の動画でも述べられている注意点として、中道はあるNFのせいで途中中断せざるを得なくなります。(帝政以外の中道も同様


 それがRevise the ConstitutionRepeal the law of Exileです。


 まずRevise the Constitutionの方で、国民精神「Constitution Revise」が一年間付きます(効果:週の安定度+0.2)


 そしてその国民精神が除去(一年たた)ないと、次のRepeal the law of Exileは取れないという形なんです。


※ちなみにExileの方の効果は、政治的準内戦の除去と政治力+120と結構重要



 したがって、フランスで中道ルートを遊ぶ場合は、まずRevise the Constitutionを最速で取らないと「中道になるのがめちゃ遅くなります」



 ですのでその間、陸軍ツリーや産業ツリーを進めて、フランスの基盤を強化していくのが、中道ツリーの(統一的な)出だしとなっていきます。

 

対英戦とベネルクス


 帝政フランスルート、一つ目の相手(NF上)は、イギリスとオランダ、ベルギーです。


 これらに同時に宣戦布告できる権利を得るわけですが、取得したタイミングで時間を止めれば、イギリスはひとまず置いといて、オランダベルギーを先に


 つまり三国同時に相手せず、ベネルクスを倒してからイギリスに行くことが可能です。


 ベネルクスは小国のため、陸軍のあるフランスならば物量押しで降伏させることができます。



 対してイギリス戦は、空ていで上陸するか、あるいは海軍で何とか制海権を取り上陸するかのどちらかです。



 幸い、イギリスとフランスは「植民地で大量に国境を接している」ため、イギリス軍の多くはアフリカに出払っています



 そのため、上陸さえしてしまえば、あとはそこまで苦労することはなくイギリスを倒せるでしょう。


 何だったら、今回から追加された暗号解読で、上陸戦にはバフを一時的につけられますから、イギリスの早期攻略もそこまで難易度は高くありません。


 戦後、オランダとベルギーは併合し、イギリスは全併合すると「統治が面倒(銃が足りない)」ので、セイロン島などの一部要所を除いて傀儡化


 
 ついでにインド方面も傀儡にいたしました。

 

対独戦(チェコスと協力)


 戦後、チェコスロバキアにドイツが宣戦布告したため、あまり傷がすぐ治らず即枢軸戦開始です。


 今回は「ほぼ歩兵と(後)砲兵」。しかも準備期間がほぼ無いに等しかったため、空軍の数も大幅に負けておりました



 いくらチェコス併合前のドイツとはいえ、正直言いますと苦戦したわけですが、さっそく新要素の諜報関係をフル動員して攻略に役立てていきます
 


 というのも「ドイツの人的、もしくは歩兵装備が枯渇したタイミング」で攻めただけです。


 ネットワークの形成を事前に行っていたため、暗号解読をしなくてもおおよその敵備蓄は把握できる状態でした。


 唯一苦戦したといえば、ドイツ南部からオーストリアにかけての山岳地帯で、最後は、面倒になってウィーンに強攻突撃



 結果、上手いこと成功いたしまして、ドイツ陥落を成し遂げました



「ちょっと待て、そんなことしてフランスの人的大丈夫?



 と思うかもしれませんが、僕はBoost氏の動画でナポレオンルート最後のNF「Je Suis Le Deluge」で徴兵可能人口+3%されるのを知っておりました。


(その他、徴兵可能人口補正+25%。師団訓練時間-20%)


 これに加えて、新フランスではイデオロギーに関係なくアルジェリアの一部を中核州化できるため、中道フランスはとんでもない人的資源が出そうと思えば出ます。

(だいたい3M強ぐらいなら、失っても平気なレベル)


 ぶっちゃけ大量突撃も可能なレベルですので、多少フランスの人的がコッパみ(粛清)減ったところで、そこまで大打撃ではないのです。



 また、帝政ルートではドイツを統一前のような状態で統治可能で、プロイセン・ザクセン・バイエルン・ハノーファー王国などを、立ち上げることもできるのです。(完全にロマン)



 ぶっちゃけ国力が分散するんで、扱いづらい(占領的にも)なんですが、ぜひやってみたい! という方は選んでみてもいいじゃないでしょうか。

 

対ソ戦(歩兵電撃戦)


 さて、ドイツを倒してからは工業力的にも余裕が出てきたので、少数精鋭の歩兵(+砲兵)+電撃戦ドクトリンとかいう混ぜるな危険の組み合わせで、対ソ戦を行っていきます。



 手順としましては対独戦と同じで、ソ連の備蓄が切れるまで防衛



 その後は野砲の火力と統制率の高さで、無停止攻撃(からの追い越しと包囲殲滅の連打(CASなどいらん))のお馴染み脳筋戦法です。


 
 これが思ったより上手く刺さり、最終的には、敵の師団を20個強前後まで減らし、ウラルをマラソンして終了いたしました。


 この対英→独→ソ戦までが、帝政ルートのNFで戦える相手となっております。


 ナポレオン六世で、もう一度欧州を暴れまわりたい方は、ぜひともロマンあるこのルートを遊んでみてはいかがでしょうか。



(なお、ソ連は一部ポーランドとルーマニアに与えて、あとは傀儡化いたしました)

 

おまけで対日戦(中核州化されやすくなった件)


(状況としてはインドネシア(仏傀儡)に宣戦布告した日本を倒している様子)


 インフラのひどい極東ロシアやミャンマー、新疆側をえっちらおっちら進んでいたら、アメリカが日本に上陸したため、便乗してすっからかんの日本を倒しました。


 イェーイ終わった! と思ったら、日本傀儡の中華民国がまさかの主要国入り。



 仕方なく倒そうとしたら、なんとシャムまで主要国入り



 新Verの別プレイでもそうだったんですが、1.9からどうやら主要国になりやすい傾向があるみたいなので「英仏だけ倒せばいけるやろ」というのは場合によっては想定外を引き起こすかもしれませんね。


 
 とはいえ、対日戦は補給以外で苦労することはなく、裏でスペインも(どうしても倒したかった)を倒せるぐらい、特に人的の余裕はありますから、世界征服を目指していっても面白いルートかもしれませんね。




まとめ


 ということで、残ったのはアメリカくらいで、欧州の大部分から極東までを勢力圏に組み込むことができました

 
 新Verのフランスは結構ICと人的に恵まれていて、使える人が使えば中々のポテンシャルを引き出すんじゃないでしょうか。



 また余裕があれば、他のルートもやっていけたら良いですね。


 
 といったところで今回はここまで。ご一読ありがとうございました。よろしければツイッターのフォロー、記事の拡散などしていただけると励みになります。


 

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