皆さんこんにちはヘルニアです。
2020年になって、YouTubeの広告は二回連続で見なければいけない場合もあり、より「面倒」「うざい」というのは僕だけでないことと思います。
その中でも特に、広告詐欺の内容。
仮にゲームですと「広告で見た内容と全然違うじゃないか!」という事は、結構あります。
今回はそんな「YouTubeの広告詐欺の実態」とその対処方法について、お話していきたいと思います。
なぜ『広告』がうざいのか
皆さんは『好きな動画を見ている最中に、広告が流れてきたら「イラッ」としたことはありませんか』
まぁ、声を上げて激怒するという事はないと思いますが、「チッ、面白いところだったのに」等と心の中で思っている方が多いと思います。
ではそもそも、なぜ広告がうざいと私たちは思うのでしょうか。
言わずもがな、広告は「これ便利です買ってください」「このゲーム面白いです。遊んでください」と、多数のユーザーに見てもらうものです。
ですが「私たちにとって必要ない(≒興味のない)もの」であれば、それはただの時間浪費にすぎません。
具体例を挙げましょう。
例えば、心の底から痩せたいと思っている人と、そうでない人がいるとします。
その2人に対して「こんなダイエット商品がありますよ」と、情報が飛び込んでくれば、間違いなく「痩せたい!」と思っている人の方が食いつきますよね。
逆に「僕(私)体重には困っていないし」という方にとっては『ダイエット商品』等、全くいらないアイテムでしかないんです。
といったように「広告の商品が自分にとって不必要」=「必要ないんだから時間の無駄」=「ウザイ」というのが、広告をウザイと思ってしまう原因だと考えられます。
YouTubeのゲーム広告詐欺
ゲームに限ったことではありませんが「広告で紹介された内容・サービスに満足できず、詐欺だと思うケース」が存在します。
その中で最も分かりやすいのが、ゲームという今回のピックアップジャンルです。
本来ならば企業側が商品を紹介し、YouTubeでそれが流れ、ユーザーが広告を見て「試してみよう」という関係が理想です。
企業は商品が売れ。YouTubeは企業側から収入が入り。ユーザーは「面白いもの・便利なもの」を入手して喜ぶ、というのがWin-Win-Winという形になるのです。
しかし広告で流れたゲームの内容と実際のゲーム内容が大きく違うなどで、「詐欺だ」と思うパターンが少なくありません。
「僕(私)が遊びたかったのは、広告で流れていたような内容だったけど……がっかりだよ」と。
ゲームをインストールしてくれればOK
ここで卒然ですが、ゲーム広告には2つのポイント。
企業側が(おそらく)狙っていると思える、ユーザーにしてほしいことが2つ存在するのです。
そのひとつ目が「ゲームをインストールして遊んでもらう」ことです。
「そんなの当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、ゲームを遊んでもらうというのは「私たちが思っている以上に簡単なことじゃない」のです。
私たちは「最新ゲーム」なら、発売(リリース)日にはたくさん遊ばれるはずだ、と勝手に思い込んでいる傾向があります。
確かにアプリゲームを始め、ほとんどのゲームが発売日~数日にかけて大きな盛り上がりを見せることには間違いありません。
しかしそれは「広告を頑張ったから」、アプリランキング一位等になって盛り上がりを見せているだけです。
僕はいくつものアプリゲームを見て、遊んできましたが「広告が上手くいっていないアプリゲームは9割近く、大成功しない」という事を知っています。
要はまず「知ってもらう」という活動をしなければ、ほとんどの人に遊んでもらえず、すぐサ終などをしてしまうということなんですね。
これはYouTubeもそうですが、Twitterでも同様です。
Twitterでのアプリゲームの公式フォロワーが「多ければ多いほど」アプリゲームは多くのユーザーに遊ばれる傾向があります。
と同時に、ユーザーが多いだけでなく「面白いゲーム」でもある可能性が、高くなる傾向なのです。
ですので「アプリゲームが面白いかどうか」を判断するには、アプリゲーム公式のフォロワー数が一つの判断材料にもなるわけです。
逆に「Twitterのアカウントすら作っていない」ゲーム(特に海外のパズル・ミニゲーム系等が多い)は、ハズレの可能性が高いので、皆さんもそこは注意してゲームを選びましょう。
あわよくば課金してくれたら
YouTube等の広告で面白そうだったからゲームを入れてみた。
この後待ち受けているパターンは、大きく分けて2つです。
一つは「広告と内容違うじゃん!」等とゲームの内容に満足できず、すぐにやめてしまう。
もう一つが「面白いじゃないか」とゲームを継続して、人によっては課金してまでも続けるといったパターンです。
このとき注目したいのが「広告の内容とゲーム内容が『違くても』面白いし継続しよう」という場合もあるのです。
要はゲームを提供する側とすれば、広告で「ユーザーを釣れて」ゲームで「面白いと確信」させられたら最高だね。という魂胆が見えてきます。
当たり前ですが、特に無料のアプリゲームですと「課金」してもらわないと提供側としてはたまったものじゃありません。
ですので、まずは「広告で多くの人にゲームの「存在」を知ってもらう」
そして「ゲームを「面白い!」「課金してでも遊びたい!」」という、広める・楽しんで遊んでもらうの2ステップの壁を、ユーザーに乗り越えさせたいというのが本音のように思えます。
私たちは広告を「ウザさ」から嫌いになりすぎている
さて、ここからは僕の提案も混ざっていきます。
最初に述べたように、私たちは自分たちに不必要なアイテムを宣伝する広告はウザイと思う傾向があるとお話しました。
それは今回のピックアップ内容でもあるゲームでも同じことで「そもそもゲームに興味がない」という人にとってはゲーム広告はほとんど苦痛でしかないはずです。
ですので、YouTubeで流れる広告そのものを消す(あるいは興味のあるものに絞る)のが、一番ストレスを減らす方法ではあります。
(方法としては広告ブロッカー(PCなのかモバイルなのかで違う)を使用するか、YouTube Premium(有料)を使用する/広告の種類を限定するといった方法もあるなど)
しかし僕が提案したいのは、広告を消すのではなく、広告を私たちが活用する(広告の種類を絞る等)といった考え方です。
広告=ウザイかもしれないが悪ではない
広告=うざい=私たちにとって悪いもの。
となることが、僕にとっても、視聴しているユーチューバーにとっても、YouTubeにとっても、広告提供側にとってもあまり望ましいことではありません。
この広告によってYouTubeそのものが回っているといっても良いのですから、ふたをすることは簡単ですが、その制度を「上手く使ってやろうじゃないか」ということが私たちにはできます。
では具体的にはどうすればいいのか。
私たちは1度の動画で5秒以上の広告動画を見させられる立場にあります。
当然、広告の内容を見て「必要ない」と思ったら私たちは即スキップです。(それは間違いない)
しかし、広告の中には素晴らしいものを宣伝してくれている場合があります。
その宣伝された商品やサービスで「人生を謳歌できる」というのは言い過ぎですが、日々の暮らしを充実させたり、悩みを解決することは可能です。
YouTubeの優良なゲーム広告
具体的な例をまたゲームで上げましょう。
僕が2020年現在で、最もアプリゲームとして素晴らしいと思うゲームに「東方ロストワード」という作品があります。
このゲームのヤバさを2行で伝えますと、
・本来1週間無料アプリランキングで15位以内に入れれば優良ゲームなところ、3週間もランキングに入り続けるとんでもないゲーム。
・それだけの面白いゲームを、公式がTwitter・YouTubeでの広告宣伝を巧みに使い、上手に広まったゲーム。
要は、面白さと宣伝のうまさが2020年現在トップクラスですごかったゲームなのですが、そういったいわゆる「優良なゲーム」もYouTubeの広告には流れてきます。
もちろん東方ロストワードに限ったことではありませんが、そういった面白いゲームをスキップして「毎日暇だなぁ~」なんていうのは滑稽じゃありませんか。
YouTube(ブログのGoogle広告もそうだが)、基本的には私たちにマッチした広告を投げかけてくれます。
もちろん、すべての広告が100%私たちに刺さるものではありません。
しかし「自分が面白いかも・欲しいかも」と思ったものに関しては、チェックして、大丈夫そうなら手に入れてみても良いのではないでしょうか。
そもそもの話、YouTubeを活用している皆さんは下記のような経験があるのではないでしょうか。
好きなYouTuberの動画などから購入を決意する
僕が今回、ゲームというジャンルを選択したのは自分がゲームブロガーだという事もありますが、もう一つ理由があります。
それはYouTubeで出されている動画、一番のジャンルというのが「ゲーム」であるということです。(全体の26%ぐらいを占める)
YouTubeが始まった早い段階から、ゲームの実況動画というのは人気のコンテンツでした。
もちろん私も含め、YouTubeのゲーム関係の動画を見ている方は多いと思います。
そして同時に「○○さんがやっているのが「楽しそう・面白そう」だから、僕もこのゲームが欲しい!」と多くの人が思ったことがあると思います。
実際の購入は(金銭的な理由などで)できなかったとしても、いわゆる購買意欲を刺激されるというのは数多くあるんじゃないでしょうか。
これはゲームに限ったことではなく、例えば有名人が使っている美容品、とかであればすごく信頼性があると思いませんか。
私たちは広告を含めてですが、そういったYouTuber達の動画を見て、自分の悩みを解決してくれるものと巡り合うこともできます。
もうYouTubeは、ただの暇つぶしのものではないのです。
楽しむだけでなく「最新情報や商品やサービス」について知ることもでき、上手く使えばそれをビジネスにまで活用することができる。
好きな動画=楽しい。広告=ウザイ。→YouTubeは楽しいし、上手く使えば有益な情報収集などに使える。
私が広告にふたをすることよりも、活用することをお勧めしたのはYouTubeをもっと深く利用してもらいたいからなのです。
【広告の闇】マジで面白くないゲームはすぐやめよう
さぁ、ここまでは比較的綺麗なお話でしたが、ここからはゲームブロガーだからこそ知っている「広告の闇」の部分をお話していきたいと思います。
僕もたくさんのゲームをやってきているので「マジで面白い! オススメできる!」というゲームにも数多く出会っていますが「は?(怒)」というゲームにもたくさん出会ってきております。(ニッコリ)
皆さんにはゲーム広告に騙されず、かつ面白いゲームをできれば遊んでいただきたいと私は考えています。
ですのでここからは、どういったゲームが面白いのか/つまらないのかという区別の仕方(そしてその闇)をお話していきたいと思います。
ルーチンの分かりにくいゲーム(広告)は確実につまらない
まずゲーム内のルーチンとなる内容が、分かりにくいゲームはほぼ確実に面白くないです。
ルーチンというのはつまり「敵を倒す」→「報酬ゲット」→「報酬でキャラ等強化」→「さらなる敵へ」といった、繰り返し(大枠のループ)のことをさします。
要はその繰り返しを行うことで、どんどん強くなって≒ゲームを楽しめるという事なんですが。
「えっ強化の種類多すぎ。覚えきれない」
「なんか、タップしてたら勝手に進んで、勝手にクリアを繰り返すんですけど。……面白さがわからない」
というような、ゲーム内の基本となるルーチンが分かりにくいことによって、つまらないといったことが多くあります。
これは広告においても類似しており、例えば「広告で全くどんな内容かわからない」ものがたまに見受けられます。
実際のゲーム画面を「そのまま」流してくれるだけでも大きく特徴をつかめるのに、先ほども言った「釣り」を目指すために、実際の内容とは違うものを流すパターンすらあるのです。
※「ゲーム画面は開発中のものです」とかで(事実上の)言い逃れをする場合もちらほらみられる。
私たちがしなければいけないことは「ハズレのゲーム」を極力引かないこと。
仮に引いてしまっても、すぐにやめて他の面白いゲーム等に乗り換えることです。
特に、ゲーム内の繰り返し行為がわからなかったり、広告と実際の内容が大きく違う場合は「このゲーム、続けても楽しめるかな?」と一考してみましょう。
ゲームの「ジャンル」によって当たりはずれが極端な場合
凄いギリギリなことを言いますが、ゲームのジャンルによってはあたりとはずれが極端になるものが存在しています。
はっきり言いますと「パズル系・ミニゲーム系・MMORPG」です。
これらのジャンルが全く面白くないというわけではありませんが、ハズレのゲームは本当に面白くないです。
パズル系は「以前やった似たようなもの」となるゲームが多く存在しており、またミニゲーム系同様、ゲーム途中で広告の多いものもいくつかあります。
ミニゲーム系は屈指のゲーム内広告の多さで、ゲームの内容が面白くても、広告の多さでイラついてしまうことも多いでしょう。
そしてMMORPGは、グラフィックがきれいなものも多く、お金のかかっているゲームなのですが「複雑すぎ」あるいは「広告と内容が違う」というのが良く見られるジャンルです。
何度も言いますがこのジャンルが劣っているというわけでなく、私たちは当たりを正確に引き当てないといけません。
例えばパスルゲームでの当たりに、トゥーンブラストというものがあります。
ゲーム内広告で成功している「トゥーンブラスト」
トゥーンブラストは主に、ゲーム内広告でよくみられるパズルゲームです。
最新ゲームの出ていない無料ゲームランキングでは、「ほぼほぼトップ15位に居座っている」まさにアプリパズルゲームの王道作品ともいえます。
評価件数40万という、下手なキャラゲーよりもぶっちぎりで遊ばれており、このトゥーンブラストに似た仕組みのパズルゲームも多く出ているくらいです。
その一つが、ワンピースのボンボンジャーニーだったりします。
トゥーンブラスト型を上手く活用した「ワンピース」
リズムゲーなどでもあるんですが「これは○○のパクリだ!」みたいなレビューが時折あったりします。(残念なことに)
ゲームブロガーとして、いろんなゲームをやっている僕からすれば「ゲームの『基盤』はパクられて当然」だと思っています。
その上手くいったパターンとして、ワンピースのボンボンジャーニーが具体例として挙げられます。
ボンボンジャーニーは、先ほど言ったトゥーンブラストのパズル(に似た仕様)のパズルゲームとなっています。
評価はワンピース、元々のファンがいるのも含めてか、一気に2万(現在6万件ほど)になった、素晴らしいアプリゲームです。
(参考までに、最新アプリゲームは数日程度で1万件の評価を越えれば、かなりの良ゲー。
無料アプリランキングで最新のものがあれば、評価件数も参考にしてみるのも良いかもしれない)
しかしワンピースには、ワンピースのキャラやストーリーがあります。
そのブランド力を活かすことにより、キャラのスキルやストーリーなどで上手く差別化され、トゥーンブラストと似たパズルゲームですが、飽きられず大成功したと考えられます。
先に言ったリズムゲーも同様で、上手くキャラやストーリー、曲などが違えば、大きくヒットした作品がいくつもありました。
要は、アプリゲームの基盤となる「骨」は良くパクられていて、ゲーム会社としてはそこにつける「肉」で勝負しているともいえるのです。
王道のアニメ作品ゲームなのに大こけした作品
さて話は戻って、広告の怖い部分です。
記事の上部でも言いましたが「広告が下手なゲームは、ほぼ100%大成功しません」
でもワンピースほどの大人気作品なら「そもそも一定の人数が遊んでくれるのでは?」と思うかもしれませんが、そんなに甘くありません。
僕が知っている中でも2020年で、ワンピースと同じくらいの大型作品で大こけしたゲームが4つほどあります。(言わないけど)
規模を小さくすればもっとたくさんあるぐらいですが、既存で一定数のファンがいる=漫画・小説作品無料アプリゲームも遊ばれる、なんてのはあまり通用しないのです。
もちろん、この大こけしたゲームたちも広告を一切出していなかったわけではありません。
パターンとしては、広告の宣伝効果が弱かった。
あるいは「そもそもゲームが面白くなかった」のどちらかで大こけしてます。
ボンボンジャーニーもそうですが、他にはこのファン(このすば)などのゲームも、この二つ壁をクリアしたからこそ、大きなヒットを得ているのです。
広告はウザイかもしれませんが、いかにゲーム運営の生命線であるかも、わかっていただけたら幸いです。
(僕はゲーム会社の人じゃないが、できれば広告にはある程度寛容である社会になってほしい)
ライズ・オブ・キングダムの広告のはなし
皆さんはここ最近よく見る、ライズオブキングダム(ライキン)という作品をご存じでしょうか。
ゲームとしてはなかなか面白い部類に入るのですが、テレビCMやYoutubeでの有名な方の紹介広告など、結構広告費に金かかっていると思いませんか?
しかもリリースは2019年末のことで、とっくにゲームとしての旬は下がりつつあります。(アプリゲームは3か月で半数がおおよそ辞めるので、そこから先は中々大きな盛り上がりは見られない)
にもかかわらず、多くの広告で見かけることが多いのは、ライキンは海外でトップクラスに遊ばれているゲームだからです。
具体的にはインドネシアや韓国などで遊ばれており、それが日本での多くの広告費にもつながっていると考えられます。
このように、海外によっても遊ばれるゲームの方向性が違く、特に英米中心にミニゲーム系の内容が多くランキング上位に組み込まれています。
ミニゲーム系はやはりお互いが広告で紹介しあう形のものが多いので、全世界共通(全く同じものではないが)で遊ばれる傾向があるんですね。