皆さんこんにちはヘルニアです。
今回は海軍の戦闘についてをご説明していきたいと思います。
(以前書いた記事の一部修正版になります)
なお、ここに書いてある編成内容は結局のところは案に過ぎません。もっとより良い編成も必ずあると思いますので、参考程度に見ていただければと思います。
戦闘画面について
まずは戦闘画面についてです。
ここには海戦を有利に運ぶための情報がたくさん書いてあります。
まずは数字ごとに、その説明をさせていただきます。
1爆雷攻撃力
:潜水艦に対する攻撃力のようなもの。(その合計値)
他の装備、(魚雷など)では潜水艦にダメージを与えることができないので、現VERいかに爆雷が重要かが良く分かる。
少し話はそれるが、最初にある駆逐艦(※)や軽巡洋艦などは、 爆雷能力ゼロの船も存在するので、充分に気を付けて改造・生産しよう。 (駆逐艦は爆雷値が初期から1,0存在。潜水艦に対する攻撃能力ゼロということはないです)
2艦隊防空力
:艦隊が持つ対空砲などから生み出される、対空能力。 これが高いほど、敵の飛行機の被害を受けにくくなる。
3雷撃力
:魚雷による船(特に大型船)への攻撃力。
大規模な戦闘では、遮蔽(小型艦が魚雷から主力艦や空母などを守ること。その数値。なお、主力艦は空母も守っている)により、主力艦には中々当たらないようになっている。
逆に言えば前衛艦が崩れ始めたら、魚雷が命中しやすくなる。
その分威力は強力で、輸送船は一発で沈むことが多い様子。
でもって遮蔽効果値というものが前衛・後衛それぞれに存在し、ようは「効率よく後方の船を守れているか?」という数値。
場所としては盾のマークに%が付いているものですぐ見つけられると思う。
(例えば、上の画像では前衛の%が96になっている。
これはすなわち、駆逐艦などの前衛の船が足りないという状態になる)
4大口径砲攻撃力
:戦艦~重巡の主砲などによる攻撃力。 敵の大型艦を狙うものである。
5小口径砲攻撃力
:手前の駆逐艦と軽巡洋艦を狙う攻撃力。
6陣形配置値
:要はどれだけ整った状態で戦闘できるかという数値。
天候や指揮官(提督)の采配、海域、遅れてきたことによる陣形の未形成、またこちらの船が相手より多い場合等によって変化し、%が低いほど大きな攻撃や防空、遮蔽のマイナス効果をもらう。(VER1.7で潜水艦の視認性も引きあがるようになった。これにより、潜水艦を70隻とかひとまとめで運用するのは、かなりリスクの高い運用になると推測できる)
現VERの海戦は、いかにこの陣形配置値を高く保つかが重要になってくると考えられる。
例えば、ポジション値をもらえる提督を割り振る。操艦レベルの高い提督を任命する。海軍ドクトリン「主力艦による砲撃(貿易阻止にのみ存在)」を獲得する。などで、改善は可能である。
7空母(軍用機)及び輸送船表示場所
:輸送船や、空母本体や戦闘機等はここに表示される。
戦闘の最も後方に位置しているため、比較的安全。
でも目の前の駆逐艦や戦艦がやられたら……。(ご想像にお任せします)
8主力艦表示場所
:戦艦・巡戦・重巡はここに位置することになる。 彼らの役目としては空母の盾役になるほか、敵の主力艦隊と主に戦闘することになる。
9前衛艦隊表示場所
:駆逐・軽巡はここに位置する。 主に敵の駆逐と軽巡が近寄ってこないようにする最前線の盾役であり、ここの数が足りないと負ける可能性がかなり高い。
〈役割としては主力艦と空母、両方の盾役なるので、 ここの数が少ないと後方の主力艦を効率よく護衛できない〉
また、爆雷を持つのは基本駆逐と軽巡のみなので、両艦が少ないと潜水艦に対する海軍能力がほぼ皆無になる。(もちろん主力同士の戦闘にも勝てない)
駆逐と軽巡は海軍作りのために最も重要となるので、補充用にもできるだけたくさん作っておこう。
10潜水艦表示場所
:本来目に見えない潜水艦はここに位置する。
潜水艦が位置する場所は二つ存在し、一つは中心側(敵に近い)
もう一つは端っこ(敵に遠い・見つかってない)である。
端っこの潜水艦は安全で、輸送船などに一方的に攻撃することができる。
ただ中心側にいる潜水艦は危険な位置におり、その場合は敵の駆逐艦などに攻撃を加えられる可能性が高い。
11援軍に来る船、及びすでに撤退した船の表示場所。
:名前の通りである。援軍に来る船と、撤退した船はここに表示される。
12撤退ボタン
:基本、艦隊の撤退は指揮官の判断によるものだが、ここを押せばプレイヤーの判断で撤退させることができる。 想定外の海軍が来た場合などは、迷わずこのボタンを押そう!
船の下に出る水色のゲージと黄色い矢印は何?
黄色い矢印は撤退する船を表し、ゲージはそれにかかる時間を表しています。
個人的にはこの表示によって、より海戦を見る楽しみが増えたと思います。
といったところで、戦闘画面の一通りの説明は終了です。
後はだいたい以前にもあった機能なので、ここでは省略。
何か他にわからないところがあれば、コメントなどからお願いします。
では、具体的にどのようにしたら勝てるのか?
海戦で重要になってくるのは、先ほどもお話した通り陣形配置値。
そして遮蔽効果値と戦力差と編成内容の4つになります。(正確には船の設計も大きく絡んでくるが、割愛)
たくさんあって大変かもしれませんが、ひとまずは陣形配置値と遮蔽効果値と編成。
この3つを理解していただけれるよう、頑張って説明させていただきます。
遮蔽効果値が下がると、大ダメージの魚雷をボコすか食らう
先ほども少し話しましたが、遮蔽というのは後衛の艦隊をどのくらい効率的に守れているか?
ということになります。(戦闘画面の盾のマーク)
主に主力となる艦隊に、魚雷がやすやすと命中しないための仕組みです。
この遮蔽効果値は前衛と後衛、二つ存在しまして、前衛(黄色い盾)は前衛艦が全ての後方を守れている%。後衛は主力艦(戦艦など)が空母や輸送船を守れている%になります。
この時編成のポイントがあるんですが、それが「1:1:4の法則(※)(勝手に命名)」したものです。
1:1:4の法則(※)
空母(+輸送船):主力艦(戦艦など)=1:1
前衛、後衛にはそれぞれ、後方の艦を守れる最大効率数というものがあります。
流石に、駆逐一隻で空母三隻を守り切れというのは無茶ですからね(笑)
主力艦一隻で守れるのは、空母一隻、あるいは輸送船一隻が限度になります。
つまり、主力の編成に三隻の空母を入れたかったら、最低でも三隻の戦艦等が、必要ということになります。
あまり空母ばかりを作ると、主力艦が足りなくなりますので、大型艦は偏りなく、計画的に作りましょう。
主力艦:前衛艦=1:4※
気を付けてほしいのはここになります。(作者も最初は思い違いしていた)
まず、前衛艦は四隻で後方艦一隻を護衛することができます。
だから戦艦三隻を主力にする場合、最低でも駆逐12隻が必要になります。
ただし! ここに空母が入ってくるときは少し厄介です。
前衛艦は戦艦だけではなく、空母や輸送船も守っています。
したがって(戦艦などの主力艦の数+空母の数)×4=前衛艦の必要最低数という計算になります。
例えば空母2戦艦2重巡4の編成の場合(2+2+4)×4=32隻の前衛艦が必要になります。
空母も前衛艦で守る必要があるので「守るべき主力」として計算に組み込みましょう。
1:1:4の法則を守っているのに、遮蔽効果値が100%じゃない
残念ながら、1:1:4の法則をしっかり守っていただいても、遮蔽効果値100%をずっと守れるわけではありません。
というのも、陣形配置値によって、遮蔽に-がかかっているのが原因なんです。
遮蔽をマイナスにする陣形配置値は、高く保つべし。
これも先ほどお話ししました通り、陣形配置値というのは天候や戦闘に遅れてきた場合などによってマイナスを食らうことになります。
このうち、天候や海域などによるマイナスについては、半分どうしようもないので諦めましょう。(海域の影響を受けにくい編成はできるかもしれないが)
結局のところ、敵も味方もデバフを受けることになるので、仕方ない状態です。
ただ回避しないといけないのが、戦闘による出遅れ(打撃部隊などにありがち)とこちらの艦隊数が多いことによるペナルティーです。それぞれの場合で説明します。
戦闘による出遅れは、痛いマイナス。
例えば、こちらの潜水艦が敵の輸送船を発見したことで戦闘が始まったとします。
この時、潜水艦は既に攻撃準備万端なので(出遅れによる)陣形配置値マイナスはありません。
しかしそこに、輸送船を守るために敵の護衛艦隊が到着した場合、戦場についたばかりなので陣形が整っていません。(しっかりとした攻撃準備ができていない)
これにより、大きな陣形配置値のマイナスを敵はもらうため、攻撃などが上手くできません。
(ただこの場合、潜水艦は護衛艦隊が来たのでさっさと撤退します)
出遅れによる陣形配置の-というのはこういうことです。(援軍の規模が大きいほど、大きなマイナス)
そのため、敵を見つけ次第すぐに戦闘に入れる通商破壊や哨戒等が一番戦闘を有利に運びやすいでしょう。
(個人的には、通商破壊がVER1,6,×で一番重要な任務だと思ってます)
なお、船団護衛などは最初からしっかり展開しておけば、出遅れによる陣形配置値マイナスを食らうことはありません。
輸送船を守るたびに毎回毎回駆けつけることはないのでご安心を。
(ただし、敵の通商破壊する任務部隊が6。こちらの護衛する任務部隊が4とかになると、全ての輸送船をしっかり守れるわけではないから注意)
このマイナスだけなら、「特性・優れた戦術家持ちや操艦の高い提督」を割り振れば、デバフを抑えることはできます。(対策すれば攻撃・対空・遮蔽-5~-15%くらい。少し不利だが、ある程度は戦える)
ただ回避しないといけないのは、次の船が多いときのデバフなんです。
任務部隊100隻とかは基本NG。こちらの船が多すぎると陣形配置値に大きくマイナスを食らう!
繰り返しになりますが、注意しないといけないのはこちらです。
たとえば、これはAIと通商破壊で戦った際の画像の一部を切り抜いたものです。
▽通商破壊中。敵主力艦隊と交戦。
敵はしっかり優れた戦術家持ちの素晴らしい提督を割り振っていますが、あとから来た分激しいマイナスを食らい、さらには艦隊が大規模すぎて、-50%という厳しすぎるデバフを受けます。
その低い陣形配置値のせいで、攻撃と遮蔽は-37%
対空に至っては-50%と、本来の性能を全く活かしきることができません!!
船団護衛や通商破壊でこうなるならまだしも、主力艦同士の戦いで陣形配置値がここまで下がったら、すこぶる不利(場合によっては大損害・全滅)になります。
(遮蔽にもマイナスがかかるから、後ろの船をしっかり守れずボコボコにされる場合がある)
→ただし前衛艦を全後衛艦の8倍用意できれば、無理やり遮蔽低下をおぎなうことは可能。(おススメはできないが……)
確かに、船の数が多い方がトータルのステータスが高いのは基本変わりませんが、多すぎると上記のようなデバフを受けるので気を付けましょう。
要は、戦う予定の艦数をあらかじめ予想しておき、それを大幅に超えないようにするのが大事になります。
通商破壊の任務部隊は10隻前後だろうから、こちらの護衛艦隊も10隻程度にしよう。(とか)
イタリアの主力艦隊は戦艦4重巡は多くても8前後ぐらいが限界だろうから、こちらは空母2戦艦6前衛艦多少多めで対抗してみよう! (とか)
って感じで判断していければいいですね。
なお、このシステム。戦闘に参加する敵の艦数と自分の艦数を比較して、多い方がデバフを食らうことになります。この時、駆逐艦も1隻、戦艦でも1隻、空母でも1隻、輸送船でも1隻と全て1隻としてカウントします。
仮に英国がアメリカから大量の石油を輸入していて、その輸送船数が「96」とかの場合。その輸送船を護衛する戦いが始まった場合……。間違いなく英国不利での護衛戦が始まります。
そういった戦闘をできるだけ回避するためにも、海域ごとに通航制限を設けられるので、しっかりと活かしていきましょう!
陣形配置値が高い(ほぼ百%)なのであれば、船の数や質(特に軽巡と大型艦)が高い方が勝つ!
陣形配置値を高く保てることができれば、しっかりと数や質の良さを発揮することができます。
特に海軍運用が大切な米・英・日・伊をプレイする場合は、陣形配置値(その先の遮蔽効果値)を気にしながら海軍の設計、運用をしていく必要がありますね。
また打撃艦隊同士のぶつかり合いでは、できるだけ早めに戦場につく方が望ましいです。
(時間がたつにつれて、あとから到着したデバフは徐々に緩和されていくから)
たとえば英VS伊海軍でティレニア海(イタリア西部海域)で衝突する場合、イギリスはマルタから向かうのかアレクサンドリア(エジプト)から向かうのかで、全く違ってきます。
この場合は、マルタから向かった方がより早く到着できますので、戦う海域(戦場)の近くに打撃部隊は配置することをおすすめします。
(そのマルタにスタンバってそうだな~。ってわかれば「基地(港湾)攻撃もカウンターなどで入れられそうですね」)
まとめ
ということで、いかがだったでしょうか。
海戦における遮蔽効果値と陣形配置値。そして1:1:4の編成を理解していただけたなら幸いです。
くれぐれも(?)海軍の任務部隊は大規模にしすぎないよう、気を付けていただければ幸いです。とはいえHOI4はゲームです。自分のやりたいことをやって、楽しむことが最優先ですから、はっちゃけるのも個人の自由だと思います。
ぜひ自分だけのオリジナルの編成や設計などを見つけ出し、海戦に活かしていってください。
といったところで、今回はここまで。ご一読ありがとうございました。