皆さんこんにちは、ヘルニアです。
今回は私の十八番の一つ、主力艦による通商破壊艦隊(略:MSTDF)についてご紹介していきたいと思います。
これを使いこなすことができれば、一度の海戦で100隻単位の輸送船を潰すことも可能でしょう。
そもそも主力艦で通商破壊する意味とは?
▽これがMSTDFでの戦果一例。
通常、通商破壊というものは潜水艦を用いて行われます。潜水艦のメリットは隠密性(+低コスト)なので、海空軍の激戦地を上手く回避できれば、一方的に輸送船を沈められるというメリットがあります。
しかしその分、見つかったときの耐久力は頼りなく、海軍攻撃や神風などで、比較的簡単に処理されてしまいます。
さらには、敵の護衛艦隊である駆逐および軽巡との相性が悪いので、旧式の潜水艦ほど空軍設備や港の多い太平洋やイギリス周辺などでは扱いにくいでしょう。
もっと付け加えると、潜水艦は魚雷だけの攻撃なので、これもまた旧式ほどトータルパワーが弱く、せっかく敵輸送船100隻見つけたのにしとめきれないといったことが多発します。
それらの潜水艦通商破壊の弱点を補う存在が、このMSTDF『主力艦による通商破壊艦隊』です。
こいつの大きな利点は2つあって、一つは敵護衛艦隊(駆逐・軽巡)ごと薙ぎ払えること、もう一つはトータルパワーを潜水艦より高めにできることです。
主力艦(すなわち重巡以上)を使うことによって、前衛艦以下の敵は装甲の関係によりかなり一方的に倒すことができます。
これにより、潜水艦よりも安心性と持続性のある通商破壊をしやすいという事です。
そして主力艦と前衛艦を盛りだくさんにすることにより、小口径、大口径、魚雷と、潜水艦だけでは作り出せないトータルのハイパワーを作り出すことができます。その結果が、輸送船130隻粉砕とかの大戦果へとつながっていくわけなのです。
主力艦による通商破壊には三つの分類がある
さて、一口に主力艦による通商破壊といいましても大きく、3分類に分けることができます。
要は艦隊に導入される艦の種類によって、戦果の大きさなどが全く変わってくるのです。
ステージ1(重巡のみ採用)
※画像は初期アメリカ海軍で作ったあくまでも例。実際はMSTDFにあった海軍生産等もできたらベストである。
最低限の前衛艦と重巡洋艦のみのMSTDFは、最も小規模かつ低コストな艦隊です。
なんとか敵護衛艦隊に勝つことはできますが、連続での護衛艦隊との勝負はじりじり消耗します。
そもそも最小規模のMSTDFであるこの艦隊は、敵海軍や空軍がいない、かつ数十隻の戦果が得られるかなり限定的な海域での活動が望まれます。
具体的には大西洋中央部やインド洋西部~中央部といった、普通に考えたらだれも対応しないようなところでの奇襲部隊として運用するのがベストでしょう。(そういう意味では中小国の方が向いているといえます)
良くも悪くも大型艦を使用しないので、燃料的には非常に助かる艦隊でもあったりします。
ステージ2(大型艦を採用)
最大級の装甲を持つ戦艦を入れたMSTDFから、いよいよ100隻規模の輸送船を破壊できるようになります。
編成のコツとしては打撃艦隊と同じように作り、仮に敵の大規模艦隊が来ても勝てるように作り上げるのが最良となるでしょう。
ただ強ければ強い大艦隊を作る分、比例的に大量の燃料を必要とします。このMSTDF最大の問題点は莫大な燃料を消費することなので、備蓄が付きなように時々休ませるなどして運用していきましょう。
ステージ3(空母を採用)
空母を採用することにより、ステージ2よりもさらに大規模な艦隊になっていると思います。これにより、対空能力も自然と上がっており、空軍激戦地でも多少のムリが聞くという、ザ・ごり押し艦隊が誕生します。
とはいえ、その分こいつも燃料を大ぐらいしますから、燃料備蓄とは相談しながら扱っていきましょう。
なお、めちゃくちゃ簡単な大国のステージ2・3艦隊の作り方ですが、まず全ての艦隊をひとまとめにし、潜水艦だけ、艦隊から外します。
そして海上艦トータルを2~4分割すればMSTDFの完成です。あとはこれを、イギリス、日本周辺に展開させ、護衛打撃関係なく燃料と海軍の物量でごり押していくといった作業になります。
MSTDFの強みは、ポジ値の優勢
さて、このMSTDFにはもう一個、大きな利点があります。それがポジション値で有利を取りやすい事です。
そもそも、最強核のMSTDFを止める方法は3つしかなく、一つはMSTDFより強い打撃艦隊をぶつけて正面から潰す。もう一つは圧倒的空軍による海軍攻撃や神風。最後はそもそもMSTDFが動ける燃料源をたたっきる事です。
このうち、MSTDFに対応する方法で最も愚策なのが海軍で対処する方法でして、というのも、HOI4の海戦システム上艦数の多い方に大きなデバフが付きます。
仮に米VS英の戦いで、主力艦隊のトータルパワーがほぼ同じだとします。海戦中、イギリス側に50隻程の輸送船が巻き込まれていたとしたら、イギリスには遮蔽的なデバフ等が大きくかかって、魚雷などで英海軍全滅のリスクが跳ね上がるでしょう。
通商破壊する側は余計な輸送船がまず付かないので、艦隊数のまま戦うことができます、しかし防衛側の主力艦隊はそうもいかず、輸送船というお荷物を抱えて不利に戦う場合が多くなるのです。
そういった大規模海戦に強い(積極的に交戦しやすい)というのも、このMSTDFの特徴になります。
まとめ
ということで、MSTDFについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
対AI戦では、気を付けるべきことはとにかく燃料なので、どちらかというと大国(高IC国)で使う海軍テクニックといえます。
ただ、「俺は中小国しか使わないんだ!」って人にこそこの海戦テクニックは必要で、上手くいけばこの前のカナダのように、総合戦力数倍以上の日本なども叩き潰せるのです。
だから私は、海戦のテクニックはこのMSTDFを上手に使えるかどうかで大きく差が開くと考えています。もしこれを使いこなすことができれば、楽しいですよ(ニッコリ。
といったところで今回はここまで。ご一読ありがとうございました。